脳卒中で離脱中のポポビッチHCが声明「数々の支援に家族と私は永遠に感謝する」
12月17日(現地時間16日、日付は以下同)。サンアントニオ・スパーズのグレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)が、球団を通して声明を発表した。 今シーズンでスパーズの指揮官就任29シーズン目を迎えたポポビッチHCは、11月3日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦を欠場。チームは75歳の名将が軽い脳卒中を発症していたと同14日に発表していた。 現在、スパーズはミッチ・ジョンソンAC(アシスタントコーチ)が暫定HCを務めており、ポポビッチは声明の中でこう発していた。 「回復に向けて努めている中、我々に寄せられたサポートの数々が最高だったことを、この場を借りてお伝えしたい。1人1人へ返事できればと思うが、家族と私はそのことに対して永遠に感謝すると伝えさせてほしい。我々は素晴らしいコミュニティ、スパーズの組織全体、そして家族や友人に感謝している」 ポポビッチHCの軽い脳卒中は完治する見込みで、すでにリハビリテーションを進めており、「リハビリを手伝ってくれている人たちよりも、私が早くベンチへ戻ることを待ち望んでいる人はいないと思う。私が言うことを聞かない人間だと、彼らはすぐさま分かっただろうから」とも話していた。 今シーズンのスパーズは、17日を終えてウェスタン・カンファレンス11位の13勝13敗。プレーイン・トーナメント出場圏外とはいえ、10位のロサンゼルス・レイカーズ(14勝12敗)と1.0ゲーム、プレーオフ出場可能な最終枠にいる6位のフェニックス・サンズ(14勝11敗)とも1.5ゲーム差のため、大混戦のウェストで上位に入り込めば、6シーズンぶりのポストシーズン出場の可能性も十分残されている。 ビクター・ウェンバンヤマやクリス・ポール、デビン・バセル、ジェレミー・ソーハン、ハリソン・バーンズらを擁する今シーズンのスパーズに、ポポビッチHCが復帰する日が訪れることを、誰もが望んでいるに違いない。
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