社民党の吉川幹事長が会見(全文2完)もう一度この場に帰ってくる
社民党の吉川元幹事長・選対委員長は9日午前11時、日本外国特派員協会で記者会見を行った。 【動画】社民党の吉川幹事長が会見 参院選の争点は(2019年7月9日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「社民党の吉川幹事長が会見 参院選の争点は(2019年7月9日)」に対応しております。 ◇ ◇
日韓関係の改善の道はどこにある?
司会:最近のニュース、足元のニュースについてコメントをお願いしたのですが、韓国に対する輸出管理規制の問題について。それから村山談話についても【****** 00:45:25】。村山談話を撤回したいという動きも【*** 00:45:36】伺っております。日韓関係の改善の道というのはどういうところにあるとお考えでしょうか。 吉川:これも先ほどの最初のスピーチで少し触れさせていただきましたが、やはり日韓関係というのはとても大切な関係だと考えます。まさに引っ越しのできない隣人でありますし、また過去の歴史の問題も含めて、日本と韓国の関係というものはとても大切だと考えます。 今回の貿易の措置に関してですが、政府の説明を聞いても、これ、よく分からない、正直言ってよく分からないところがあります。聞きようによっては、いわゆる徴用工の問題の報復、対抗措置であるようにも聞こえます。もし仮にそうであるとすれば、これはやはりおかしな話だというふうに思わざるを得ません。 通訳:それがそうだとすれば? 吉川:対抗措置、報復措置であれば。 通訳:おかしな話。 吉川:一方でいわゆる安全保障上の管理の問題だという説明もされております。いずれにしても、もしそうであるとすれば、それをきちんと説明をまず政府はしていただかないと、いわゆる報復措置、政治的な、あるいは外交上の対立について、貿易の制限等々を行う報復措置だとすれば、それはやはりWTO違反にもなるというふうに考えますし、また最近トランプ大統領がいろいろ米中、あるいは日米の関係においても、貿易を使ってさまざまなことをおっしゃっていますが、やはりこれは自由貿易体制を大きく崩す問題の行動ですし、それと同じことだとすると、やはり私は問題だというふうに考えます。 いずれにしてもしっかり両国間で協議をしていく、対応していくことが必要です。その点からするとG20において日韓での首脳会談が行われなかったことは非常に残念だというふうに考えます。間違っても政治家、あるいは政府がいわゆるナショナリスティックな考え方、両国間の国民感情を対立させるような行為は、厳に慎むべきだというふうに考えます。これは日本のみならず、韓国も同様だと思います。