社民党の吉川幹事長が会見(全文2完)もう一度この場に帰ってくる
日韓関係の改善のすべは?
司会:日韓関係の改善のすべについては、どういうことを【****** 00:50:59】お考えでしょうか。韓国側は謝罪を十分に日本がすればと言っていますが、それについてはどうお考えでしょう。 吉川:これについても先ほど少し質問に、もう1つあった質問に答えられていなかったので、併せてお答えしますが、いわゆる戦後50年の村山談話について、やはりこれを基調としてアジアの外交を進めていくべきだというふうに考えます。そして韓国、朝鮮半島というものは1910年に日韓併合をしたと。そして朝鮮半島に住む韓国、北朝鮮の方もそうですけれども、を、傷付けたと、これは紛れもない事実です。このことについてわれわれは真摯に反省をし、そしてまた、いわゆる村山談話というものの中で反省・謝罪もしているということで、その立場を変えることは絶対にあってはならないと考えます。 いわゆる村山談話を基調として、その土台の上に日韓関係をしっかりと構築をしていくことが何よりも大切だというふうに考えます。その際、われわれはやはりドイツの経験にもしっかり学んでいくべきだというふうに考えます。 司会:ありがとうございます。
人はなぜ与党に投票してしまうのか
記者2:伺おうと思ったご質問に一部答えていただいたので、別な質問にします。先ほど、崖っぷちの選挙に、御党にとって、なんとおっしゃってた、存続を懸けてというお話に戻したいと思いますけども、世論調査を見ますと、御党の、例えばほかの野党も含めて政策としては世論から支持を得ているという印象を持っていまして、一方、与党の政策は毛嫌い、嫌われる傾向もかなりあると思うんですが、それにもかかわらず、どうして御党はそれが十分票につながっていないのか、10年ほど前の勢いに戻らないのか。なぜ人は回避したいと思いながら、やはり与党に入れてしまうのか、その辺の見解をお願いいたします。 吉川:大変難しい質問だと思います。まず、これだけ国民の暮らし、不安が高まる経済政策を続けてきた安倍政権がなぜここまで続くのかということですけれども、1つはやはりそれに代わりうる野党の存在がなかなか見えてこないというのが1つあると思います。とりわけ一昨年、野党第1党が分裂をして、その後、まだなかなか、その混乱が続いているのが今の現状ではないかと思います。 もう1つは、やはり安倍政権というものは、これは森友・加計学園問題を見ても分かるように、非常に、一部の人にとってみればありがたい政権なんだろうというふうに思います。いわゆる政権との人的なつながりが、それがそのままその企業にとっての利益につながる。本来、いわゆる民主主義国家では考えにくいような、そういうものがこの政権には深く浸透しているように、私自身は感じます。 そんな中にあって、わが党はもうおっしゃったとおり、崖っぷちの戦いだというふうに考えます。その中で、政党要件をとにかくこの選挙では維持をできるようにしなければいけませんし、そのことを国民の中に広く訴えていかなければいけないと思います。