国立競技場がランボルギーニに染まった夜|Lamborghini Day Japan 2024
2024年11月、東京の国立競技場でLamborghini Day Japanが開催された。130台の車両と500名以上のオーナーやファンが集まる大規模なイベントである。注目のニューモデル、テメラリオのアジア・パシフィックでの初披露も執り行われ、会場は熱気に包まれた。 【画像】今年も盛大に開催されたLamborghini Day Japan。新旧スーパーカーが勢揃い!(写真10点) ーーーーー 毎年恒例となっているLamborghiniDayJapanはこれまでも東京、横浜、大阪、鈴鹿など各地で開催されてきた。今年の会場として選ばれたのは東京・新宿区の国立競技場だ。2020年東京オリンピックが開催された地にランボルギーニが集う。そう聞くだけで、このイベントにかけるランボルギーニの意気込みが伝わってくる。 11月29日夕刻。国立競技場での夜のパーティーに先立ち、東京プリンスホテルに新旧ランボルギーニが続々と到着していた。その数、およそ130台。すでに納車が始まっているレヴエルトをはじめ、ウラカン・ステラート、ウラカン・テクニカ、ウラカンSTO、アヴェンタドール LP780-4 Ultimae、ウルスといった現行モデル、さらにミウラやカウンタックなどのクラシック・ランボルギーニが隊列を組んでいる。夜の帳が下りた頃、会場前方に組まれたステージに登壇したのはアウトモビリ・ランボルギーニのChairman andCEOであるステファン・ヴィンケルマンだ。彼のスピーチを合図に、レヴエルトを先頭に続々とランボルギーニの一団がスタートしていく。そう、東京プリンスホテルをスタート地点として、130台のランボルギーニによるパレードランが行われたのだ。 パレードランの一行は週末で華やぐ六本木、表参道、原宿を通過し、国立競技場へと向かった。目的地に到着すると、車に乗ったまま幻想的にライティングされた入口から国立競技場へと入場する。場内のリングロードに車両を停め、参加者はパーティー会場へ。レセプション前には4台のクラシックモデルが並べられ、来場したゲストを出迎えた。 上記のクラシックカーに加えて、国立競技場のトラックにはチェンテナリオ・ロードスター、シアン・ロードスター、クンタッチ LP18004、ラウンジにはレヴエルトとウルスSE、ポロストリコブースにはディアブロSE30イオタが展示されており、ヘリテージからモダン、過去から現在へと連綿と受け継がれるランボルギーニのブランドストーリーが感じられる展示内容となっていた。 今回のLamborghini Day Japanは、最新モデルのテメラリオのアジア・パシフィック・プレミアでクライマックスを迎えた。ランボルギーニにとって3番目、そして最後のHPEV(ハイパフォーマンスEV)であるテメラリオについて、ステファン・ヴィンケルマンは「正真正銘のフォリクラッセであるテメラリオは、技術面とデザイン面の両方で卓越性と革新性を体現しています。テメラリオは、コル・タウリ戦略における電動化ラインナップを完成させた重要なマイルストーンです。テメラリオをもって当社は全モデルをハイブリッド化した最初のラグジュアリーカー・ブランドとなりました」と語っている。 ゼロから設計されたツインターボV8エンジンと3つの電気モーターを備え、920CVを発揮、最高速度は340km/h超、0-100km/h加速はわずか2.7秒という圧倒的なパフォーマンスを誇るテメラリオ。アヴェンタドール以上のパフォーマンスを誇るテメラリオとともに、ランボルギーニはこの先もヘリテージを重んじながらも、たゆまぬ進化を続けていくのだろう。 文:オクタン日本版編集部 写真:アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパン Words:Octane Japan Photography:Automobili Lamborghini Japan
Octane Japan 編集部