再び1ドル160円台 4月29日以来の円安水準
先ほど外国為替市場で、円は対ドルで下落し、一時1ドル=160円台をつけました。4月29日以来、2か月ぶりの円安・ドル高水準で、市場では政府・日銀による為替介入への警戒感が高まっています。 為替介入への警戒感が強まる背景にあるのは、4月29日に起きた円相場の変動です。約34年ぶりとなる1ドル=160円台をつけた後、一時154円台まで急速に円高・ドル安が進み、市場では為替介入があったとみられています。そのため、160円台で再び介入があるのではないかと警戒する声が出ています。 ドル円相場は5月から6月にかけて、1ドル=154~157円台を中心に推移していましたが、日銀が国債の買い入れ減額に向けた具体策を公表しなかったことや、アメリカの経済指標の堅調な結果を受けて、円安・ドル高の流れが強まっていました。