障害の有無にかかわらず、学び合う仲間をつくろう 相模女子大学が「みんな集まれ!大学で学ぶ楽しみ発見セミナー」開講
相模女子大学・相模女子大学短期大学部(神奈川県相模原市)は、9月28日(土)から月1回、生涯学習講座「秋季さがみアカデミー」のプログラムとして、「みんな集まれ!大学で学ぶ楽しみ発見セミナー」を開講する。対象は中学生から30代まで。 発達障害や知的障害のある若者が、同世代の同じ興味・関心を持つ仲間とともに大学で学ぶ楽しみを見つける4回連続の講座で、9月28日・10月12日・11月9日・12月7日のいずれも土曜日。10時30分~12時40分。受講を通して学生や市民と交流しながら、身近なテーマを専門的に楽しく学ぶ体験をするとともに、発達障害や知的障害のある若者に家庭・職場以外の「第三の場」を作ることを目指している。 4年目となる今回のセミナーでは、相模女子大学の教授4人が講師を務め、「スマホやデジカメを活用した撮影・演出テクニック(9/28)」「常識にとらわれない自由な思考力(10/12)」「呼吸法による瞑想で自分を見つめる(11/9)」「行動分析学(12/7)」を講義(50分間)。各回とも、第2部は横浜わかば学園で障害児教育に携わった株式会社はまリハ顧問・川口信雄氏から就労に向けたワンポイント解説講座(15分間)、第3部は参加者同士の交流促進を目的としたグループワーク「私の趣味自慢タイム」(30分間)を行う。 プログラムの企画・運営は、障害当事者の働く若者が中心となって行い、2023年度の「インクルーシブ生涯学習プログラム」は全3回のセミナー累計で74人が参加した。参加者からは「日本は高校まで特別支援学校があるのに大学はない。高校卒業後も学び続けたかった」「仕事以外ではなかなか友達ができないので、このような近い世代と交流できる場があることがとてもうれしい」などの声が寄せられている。 申し込みは、さがみアカデミーのホームページ内にある申し込み専用フォームから各回ごとに。