「ティッシュケース付きポーチ」はラミネート生地なら簡単!小物をひとまとめに持ち歩き【大人のお裁縫レッスン#13】
(3)布a、bにステッチをかける
布aの端の折り山から7~8mm位置にステッチをかけます。 同様に、布bの1cm折った辺にもステッチをかけます。
(4)ファスナーを縫い付ける
ファスナーを縫い付けるため、ミシンを「ファスナー押さえ」に付け替えます。今回は、左位置にセットしましょう(写真参照)。 「“ファスナー押さえ”は多くのミシンについているアタッチメントで、針の片側だけを押さえてくれるアイテムです。歯の部分が障害となるファスナーなどを縫うときに使います」 ファスナーは全開にして、スライダーを手前に向けた状態でミシン台に置きます。そこへ、布bの縫っていない辺を5mmほどずらしてファスナーの上に重ね、縫い合わせます。 縫い終わる少し手前まできたら、いったん針を落としたまま押さえを上げ、ファスナーをしめます。押さえを下ろし、最後まで縫いましょう。 「ファスナーを縫い付けるときは、ピンセットなどで布端を押さえながら縫っていくと、縫いズレを防げるのでおすすめです! なお、ファスナーを開けたままに縫おうとすると、スライダーが邪魔になって縫い進められません。ファスナーを縫う時は、“必ず途中でスライダーを移動させる”ということを覚えておきましょう」 ファスナーのもう1辺にも、布cを縫い付けます(ファスナーは閉じた状態から縫い始め、途中でスライダーを移動させて開いてから最後まで縫います)。 「布cを縫い付けるときは、まず、布bと高さを揃えるよう意識してくださいね」
(5)パーツを縫い合わせる
ミシンの押さえを、「ファスナー押さえ」から「テフロン押さえ」にまた付け替えます。 布aのオモテを上向に置き、ステッチをかけた反対の辺に、布bの折り山を重ねて置きます。その状態で、布cの長辺(写真内の赤線部分)を縫い代2mmで縫います。 2カ所を山折りにし、ステッチをかけた辺同士を隙間なくピタリと合わせたら、洗濯バサミで留めておきましょう。 これから両脇を縫いますが、スライダーが布端にきていると縫うときに邪魔になってしまうので、中央付近に移動させます。 準備が整ったら、両脇をそれぞれ縫い代1cmで縫います。 「ティッシュケースの口となる部分が開かないよう、ピンセットで押さえながら縫っていくと綺麗に仕上がりますよ」