日本代表からは? アジア杯GLベストイレブン。ここまで最高の選手は?【アジアカップ2023】
CB:アリ・アル・ブライヒ(サウジアラビア代表) 所属クラブ:アル・ヒラル(サウジアラビア) 生年月日:1989年11月21日 アジアカップ2023成績:3試合1得点0アシスト アリ・アル・ブライヒは、2018年に28歳でサウジアラビアA代表デビューを飾った比較的遅咲きの選手だ。それでも、ワールドカップ2大会でプレーするなど経験を重ね、今大会でも中心選手として奮闘している。 サウジアラビア代表は、グループリーグ3試合で1失点という強固な守備を誇っている。初戦のオマーン代表戦の失点もPKによるものだった。そのディフェンスの要を担っているのがアル・ブライヒだ。オマーン代表戦では守備だけでなく、1-1で迎えた後半アディショナルタイムにゴールを決めるなど攻撃でも活躍。サウジアラビア代表を勝利に導いた。 サウジ・プロリーグは近年、世界のトップレベルを獲得して話題になっているが、アル・ブライヒはそういった環境で自信をつかんでいるのかもしれない。昨年12月にはアル・ナスルと対戦した際には、FWクリスティアーノ・ロナウドをシャットアウトし、3-0の勝利をもぎ取っている。試合中にはC・ロナウドに顔を近づけて激しく抗議をするシーンもあった。C・ロナウドが呆れた表情で耳に手を当てて、「聞こえないよ」というジェスチャーをしたシーンも話題になっている。
SB:アリ・マダン(バーレーン代表) 所属クラブ:アジュマーン・クラブ(UAE) 生年月日:1995年11月30日 アジアカップ2023成績:3試合1得点1アシスト アリ・マダンは、2016年にバーレーン代表デビューを飾った28歳だ。今大会はウイングで起用されているが、過去には右サイドバックでもプレーしている。 身長167cmと小柄なマダンは、左利きのテクニシャンで、前を向いてボールを持ったときに相手の脅威となる。プレーのアイディアが豊富で、ドリブルを仕掛けるタイミングも絶妙だ。また、相手が足を出したくなる間合いにボールを置いてファウルを誘うプレーも得意としている。 今大会では、第2戦マレーシア代表戦の後半アディショナルタイムに、絶妙なトラップから左足のアウトにかけたテクニカルなシュートを決め、バーレーン代表を勝利に導いた。初戦の韓国代表戦でも得点に関与し、第3戦のヨルダン代表戦では決勝点のアシストを記録しており、勢いに乗っている様子だ。 バーレーン代表は決勝トーナメント1回戦で日本代表と対戦する。マダンにフリーでボールを持たせることは避けたいだろう。