両軍ファンから拍手 プロ20年目の中日・涌井秀章が通算2000奪三振達成 節目の三振はヤ・村上から 史上24人目の記録
◇プロ野球セ・リーグ ヤクルト-中日(30日、神宮球場) 中日の先発・涌井秀章投手が、史上24人目となる通算2000奪三振を達成しました。 【画像】中日の先発・涌井秀章投手 涌井投手は2005年にドラフト1位で西武に入団。プロで初めて奪った三振は、2005年3月29日に行われた日本ハム戦。ルーキーイヤーは計57個の奪三振をマークしました。 その後も毎年奪三振を積み重ね、中日に移籍した昨シーズンは89個の三振を奪い、通算奪三振数「1998」でシーズンを終えていました。 今シーズンはプロ通算20年目、37歳となった涌井投手。開幕2戦目で初先発となった30日、初回は打たせて取るピッチングとなりました。2アウトをテンポ良く取ると、3番・オスナ選手の三遊間への痛烈な打球をサード・高橋周平選手が好捕。涌井投手を救いました。 2回は1アウトを取った後、5番・サンタナ選手にこの日初安打を許します。それでも続く武岡龍世選手に4-6-3のダブルプレーを打たせ、この回も無失点に抑えました。 3回まで奪三振「0」の涌井投手。しかし、4回にオスナ選手に外角のスライダーを振らせ、この日初めてとなる三振を奪います。2000奪三振まで残り「1」となり迎えた打者はヤクルトの4番・村上宗隆選手。 変化球を織り交ぜ、カウントを2ストライク2ボールとします。最後は高めのストレートを振らせ、史上24人目となる通算2000奪三振を達成しました。 記録達成後には、ヤクルトのつば九郎が花束を涌井投手に手渡し。神宮球場に集まった中日ファン、さらにはヤクルトファンも拍手でこの偉業をたたえました。