新型フリード買うなら絶対読んで! カタログにも載らずディーラーでも語られない「役立つトリビア」4つ
2列目キャプテンシートは膝まわりもゆったり
では、新型フリードでもっとも2列目席のスライド量が少ないのはどれかといえば、7人乗りベンチシートのFF/4WDで、こちらはたったの120mm。膝まわり空間は最大230mmとなる。 つまり、2列目席でよりのびのび、広々とした膝まわり空間を味わいたいなら、エアー、クロスターの3列シートFF車を選べばいい。
エアーとクロスターでは快適なシートのかけ心地がちょっぴり違う
シートのかけ心地もじつは仕様によって異なる印象だった(身長172cm、体重65kgの筆者による)。新型フリードのシートはエアーEX用のファブリック×合皮コンビシートと、エアーのフルファブリックシート、そしてクロスターのジャージ風ファブリック×合皮コンビシートの3種類がある。すべて、先代ステップワゴンのスパーダMC時から採用された、ホンダとTBカワシマの共同開発によるファブテクトという撥水・撥油機能をもつ素材が使われている。 かけ心地面でもっともいいと思えるのが、座面、背もたれの分厚いクッション感とともに、座面のたわみ量がたっぷりあり、ソファ感覚のかけ心地が得られ、なおかつお尻の沈み込みによってサポート性にまで優れるエアーEX用のファブリック×合皮コンビシートだった。それは前席だけでなく、2列目キャプテン、ベンチシートも同様だ。 基準グレードのエアー用のフルファブリックのシートも、エアーEX用のファブリック×合皮コンビシートほどではないにしても、かなり快適なソファ感覚のかけ心地が得られるといっていい。そうしたエアーのシートのかけ心地の素晴らしさは、極上の乗り心地面にも一役買っているといっていい。 素材違いとなるクロスターのジャージ風ファブリック×合皮コンビシートはどうかといえば、こちらはやや硬めのホンダ車らしいクッション感となり、ファブリックのたわみ量、お尻の沈み込み量も少なめ。エアーのソファ感覚のかけ心地ではなくなるが、クロスターのクロスオーバーテイスト、タフネスイメージからすれば、これはこれでマッチングしているのかも知れない。