新型フリード買うなら絶対読んで! カタログにも載らずディーラーでも語られない「役立つトリビア」4つ
エアコン操作パネルは2種類ある
最後のトリビアは、エアーとクロスターの3列シート車に設定されるリヤクーラーの操作パネルまわりについて。エアーEXとクロスターの3列シート車にクラス初、フリード初のリヤクーラーが標準装備されたのは大きなニュースであり、暑い時期の2/3列目席の空調環境、快適性に大いに役立つものだが、一方で、新型フリードでは、クロスターのみに用意される2列シート車にはリヤクーラーは装着されない。アウトドア、車中泊に適するモデルだけに、こちらにもリヤクーラーが欲しいという要望が出てくるかもしれない。で、トリビアは、リヤクーラー有り無しのセンターコンソールのエアコン操作パネルの違いについてである。 リヤクーラー装着車(エアーのEXとクロスターの3列シートモデル)のエアコン操作パネルは、メインのエアコン操作パネルの下にREAR CONTL(リヤコントロール)とREAR ON/OFFのスイッチが並び、ON/OFFが可能なほか、REAR CONTL(リヤコントロール)のスイッチを押し、上の風量調整ダイヤルをまわせば、リヤクーラーの風量まで前席で調整することができる。 一方、クロスターの2列シート車、つまりリヤクーラーなしの車両だとそこがどうなるかといえば、前席左右シートヒーター(エアーの4WD、エアーEXとクロスター全車に標準装備)スイッチの間にあったREAR CONTL(リヤコントロール)とREAR ON/OFFのスイッチがスカッとなくなっているのである。ちょっと寂しいので、クロスターの2列シートモデルのユーザーは、このパネルをデコってみるのはどうだろうか。 ちなみに、リヤクーラー装着車の場合、「リヤクーラーをONにすると前席のエアコン吹き出し口からの冷風が弱まるんじゃないか?」なんて思いがちだが(エアコン本体は1基。前席エアコンのACスイッチをOFFにするとリヤクーラーは送風、いわゆるサーキュレーター代わりとして機能する)、実際に気温33度の真夏日の走行中にリヤクーラーをONにしても、体感上、前席のエアコンの冷風、風量に変化は見られなかった。これはうれしい!
青山尚暉