新型フリード買うなら絶対読んで! カタログにも載らずディーラーでも語られない「役立つトリビア」4つ
新型ホンダ・フリードの販売が絶好調
このWEB CARTOPでは、発売後、約1カ月で月間販売台数の6倍(!)となる約3万8000台もの受注となった新型フリードの概要、試乗記、直接的ライバルのシエンタとの比較記事をお届けしているが、じつはそこに書ききれなかった、とっておきのトリビアがある。トリビアといっても、グレード、5/6/7人乗り、FF/4WD選びの参考になりうるので、そのあたりが気になる、迷っている人はぜひ耳を傾けていただきたい。 【写真】ホンダ・フリードの車内を徹底チェック!(全23枚)
2列目席シートスライド量は4種類あり
まずは、ミニバンの特等席となる2列目席の膝まわり空間についてだ。新型フリードのカタログには、3列シートFF車のスライド量が360mm……というのは記載されている。が、それ以外の仕様については謎である。そこでパッケージオタクでもある筆者は、各仕様のスライド量を徹底調査。その結果が以下のとおりである。合わせて、身長172cmの筆者が2列目席に着座したときの頭上、膝まわり空間の実測値についても報告したい。 各仕様のスライド量は、すでに明らかになっている3列シートFF車のスライド量が最大の360mmで、最後端までスライドさせると頭上に230mm、そして膝まわりに、なんと格上ミニバンのステップワゴン(の通常スライド時)に匹敵する360mmものスペースがあるのだ。コンパクトミニバンにして、もう筆者が足をゆったり組めるほどである。キャプテンシートのソフトでソファ的なかけ心地とともに、極上の居心地を体験できる。 次に2列目席膝まわり空間が広いのは、3列シート4WDの300mm。FFより60mmスライド量が足りないのは、スライド後方にデフがあるためだ。よって、膝まわり空間はFFの360mm-60mm=300mmになる。とはいえ、これでも十二分な余裕がある。 新型フリードで、2列5人乗りを用意した大空間ワゴンと呼べるクロスターの2列シート仕様はといえば、FF/4WDを問わず後席のスライド量は240mmとなる。リヤ側のスライド量が制限されるため、FFと4WDの差がないということだ。膝まわり空間はゆったりと座れる260mmである。