PGAツアーマーケティング&コミュニケーションディレクターのコーリー・ヨシムラ「“好き”を仕事に」【後編】
7年間この仕事をしていますが毎日楽しくてたまりません
PGAツアーに自らコンタクトを取って面接を受けてから採用の決定が出るまで約1カ月かかったというが、 「1カ月間、ずっとワクワクしていました。ドキドキというよりワクワク。アメリカの子どもってクリスマスが大イベントで、みんなその日までドキドキワクワクで過ごすんです。PGAツアーから連絡が来るまでの気分がまさにそれでした」。 縁を大事に、チャンスは自分で手繰り寄せ、現職。冒頭にある通り、毎日楽しくてたまらないという。 「PGAツアーにとって日本は非常に優先度の高いマーケットとされています。ZOZOチャンピオンシップの契約は終わりましたが、次があるでしょうし、いつかプレジデンツカップが日本で開催されればとも考えています。この仕事を7年やっていますが、まだまだこれからというか、始まったばかりとすら思います。
一方で今、日本のプロゴルフ界は選手が成熟しています。松山英樹選手はもちろん、星野(陸也)選手、大西(魁斗)選手、中島(啓太)選手もいるし、女子選手も強い。私はPGAツアーのディレクターですが、ゴルフ界全体を盛り上げたい。特にジュニアゴルフに力を注ぎたいという思いがあります。“次のヒデキ・マツヤマ”を見つけたいし、育ってほしいなと思います」 自身の3人の子どもたちもゴルファーだが、並行して長男は陸上、次男は野球、長女は新体操でも活躍している。3人には「ゴルフがいかに楽しいか。そして、人生でどれほど役立つか」は折に触れて伝えているという。もちろん、自身の経験をふまえて。 PHOTO/Akira Kato ※週刊ゴルフダイジェスト12月10日号「私の履歴書 コーリー・ヨシムラ」より一部抜粋
週刊ゴルフダイジェスト
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