船用エンジン記録書き換え 日立造船子会社2社で
日立造船は5日、いずれも子会社の「日立造船マリンエンジン」(熊本県長洲町)と「アイメックス」(広島県尾道市)が船用エンジンを陸上で試運転した際、燃料消費率の記録を書き換えていたと発表した。日立造船は「実際の使用時に安全性に疑義を生じさせる事案は確認されていない」としている。 国土交通省は5日、マリンエンジンの有明工場(長洲町)を8日午前に立ち入り調査すると明らかにした。 日立造船によると、マリンエンジンは950台、アイメックスは414台の書き換えがあった。実際と異なる燃料消費量の値が表示される装置を使っていた。納入先が求める許容値の範囲内に収めるなどの目的だった。