J1札幌DF中村桐耶…ルヴァン杯から流れ変える 「いい方向に持っていければ」
J1札幌は4日、ルヴァン杯・プレーオフラウンド第1戦のJ3富山戦(5日、札幌ド)に向けて、札幌・宮の沢で調整した。 リーグ戦では2日のアウェー・東京V戦に3―5で敗れて最下位と、降格圏から抜け出せない状況が続く。同戦で先発出場も、前半までで交代したDF中村桐耶(23)は「リーグ戦は勝ててないが、今回をきっかけにいい方向に持っていければ。そこで自分たちの形だったり得点だったり、守備が0で抑えるのもそうだが、感覚を少しでもいい方向に持っていきたい」と公式戦3試合ぶり白星をつかみ、風向きを変えにいく。 東京V戦から中2日の戦いに、メンバーの大幅変更が予想される。その中、中村は連続出場が濃厚だが「前回半分しか出てないので。全然大丈夫」と体調面に不安はない。むしろ同戦で45分で退き、敗れたことに「結果も交代したこともそう」と悔しさは募っている。借りを返すべく「周りとの連係やコミュニケーションのところは、逐一取っていかないと。ボード上とか口頭ではいくらでも言えるんで、後はピッチで合わせていくしかない。イレギュラーな場面がないように対処していきたい」と決意は明確な形として示す。 ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)も「我々は今最下位。内容的にもまだまだ改善が必要。今回も難しい状況だが、1つでもいい状況を作れるように」と位置づける一戦。慢心なく戦い、今後につながるものを得にいく。
報知新聞社