大阪府・吉村知事が定例会見4月15日(全文4)売り上げで判断も一つのやり方
運用は適正に行われてるのか
記者1:すいません、ホテルでの療養について聞きたいんですけれども。きのうから始まりまして、病院からホテルに行かれた方、すべてで13人。入院調整中の11人が自宅療養にいったっていうふうにきのう説明を受けたんですけれども、知事がこれまでおっしゃってた話でいくと、自宅療養に直接いくっていうのはちょっと違うんじゃないかなっていう感じがすごくしまして、ホテルに直接行くっていうルートでっていうふうに私は理解してたんですけども、実際の運用にはそうなってるし、わりと当該の部局もそのような運用をしていくというふうに言われたことが1点と。 それから、どういった方がホテルに、要するに病院からホテルに行ったのか、入院期間が長い方か短い方かも一切明らかにしてもらえなかったんですけれども、この辺りもちょっと運用が適正に行われてるのかどうかの検証ができないなというふうな感想を持っているので、ちょっとその辺りも説明していただければと思います。 吉村:まず、自宅療養かホテルかというところですけども、そのご家庭の、1つは事情。そして、もちろんこれは社会防衛という観点からも、自宅療養の場合はご自宅で外出することなく、きちんとそこで療養をしていただけるかどうか。そして自宅がどういう、見れるような状況になっているのか、あるいはマイナス要因の、リスク要因のある人がいないかとか、そういったことはチェックした上で、まずお医者さんが、これは無症状あるいは軽症で自宅療養が適切だというふうに判断することが1つの要件。
医学的・生活的な観点で保健所長が判断
もう1つは保健所長が、これは生活、その人がどういう人かとか、あるいは生活も判断しますので、環境も判断しますから、保健所の判断において、宿泊施設よりもこれは、個別に考えたときは自宅が望ましいというふうに判断したときは自宅療養にするという方向性で、今、大阪府の方針は決まっています。これは僕は特に違和感はないです。やはりきちんとした環境が整い、そして個別の家庭を見たときに、どうしてもホテルの中で、ホテルの一室で、ある意味、14日以上お1人でまったく外に出ることもなく、どうしてもそこで過ごすのが難しいという事情の方もいらっしゃいますから、むしろ自宅のほうが適切だという方もいらっしゃると思うので、そこは医学的なお医者さんからの観点と、生活的な観点からの保健所長の判断で進めていきます。 これは決してホテルに入るのを拒否しているわけではなくて、ホテルはもう、そもそも今でも400室確保しているわけですから、部屋数の問題というよりは、その方にとってどうなのか、社会防衛の点からどうなのかという観点から、ホテルよりも自宅のほうが適している方がいらっしゃるということが1つです。その判断は個々に何か僕がいちいちチェックするっていうのはもう不可能ですから、現場の保健所長さん、もう一定の基準を作りましたから、保健所長さんと、まさに専門のお医者さんで判断をしてもらいます。そしてホテルの場合は、どういった患者さんが病院からホテルに転移されるのか、これについても当然、お医者さんの判断、そして保健所長の判断、そして本人の意向なんかもあると思いますが、そういったことも含めて、ホテルのほうが自宅よりも適切だという方についてはホテルで療養いただくということです。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見4月15日 全文5に続く