「どこまで自分が通用するか」パリ五輪内定の女子マラソン鈴木優花 狙うは「優勝。8位以内は絶対」
◇陸上マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)一夜明け会見〈16日、東京都内〉 MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)でパリ五輪マラソン代表の切符を手にした鈴木優花選手がレースから一夜明けた16日、取材に応じました。 今大会優勝した鈴木選手は「メッセージをたくさんもらい、1つ1つ読み返し、徐々に実感が湧きつつある。疲労感と言うより、華やかな気持ち」と今の心境を語りました。 マラソンに転向し、合宿に臨んでいた時期には足を痛めるなど不安が増大して負のループに陥ったという鈴木選手。「現実と理想とのギャップに苦しんだ時期。(チームの)外の人にしか言えない言葉もあったりして、そういう友達から力をたくさんもらって走ってきた。全部、苦しいところも知っていたけど、最後笑ってるところが見られてよかったと言ってもらって、そこがすごく嬉しく思いました」と、特に嬉しかったメッセージについて明かしました。 パリに向けて「どこまで自分が通用するか試せることがすごく楽しみ。今回のレースで分かる通り、自分のリズムで押していく強みがある。そこをしっかり磨いた上で、スピード強化と、体の強化も必要。世界に対抗するために、しっかりと積み重ねを大事にして、1歩1歩ずつ、強くなっていけたら。もちろん優勝、8位以内は絶対に狙っていきたい」と意気込みを語りました。 今大会では、男女上位2人が来年行われるパリ五輪のマラソン代表に決定。代表枠は男女各3人で、残る1枠は12月以降のMGCファイナルチャレンジを経て選出されます。該当の大会において設定記録を上回る選手がいない場合は、MGCの3位の選手が代表が選ばれます。