BA.5への置き換わり「数週間は続くだろう」大阪・吉村知事会見7月13日(全文3)
立候補者の推薦人になるつもりもないのか
朝日新聞:朝日新聞の新谷です。同じテーマで連日すみません。念のための確認です。先日来、代表選に関して吉村さんご自身では、どなたかを応援したりするつもりは、また、許可が必要ということもまったくないというお話をされたと思います。ただ、党の規約によると、やはり代表選にまず手を挙げる、立候補するに当たっても、30人の推薦人が必要ということでした。このどなたかの推薦人に入るおつもりもないという意味でよかったでしょうか。 吉村:はい、推薦人に入るつもりはありません。選挙で選ばれた人、その人をしっかり僕自身は支えていくということをやりたいと思ってます。 朝日新聞:ありがとうございます。関連して、橋下徹さん、今はもう維新からは距離を置かれたとは思うんですけれども、先日、MBSさんのテレビ番組のほうで、大阪の地方議員の声として、国政政党と大阪維新を切り離してもいいんじゃないかっていうような意見も多いと。また、政党交付金の使い方を巡って地方議員と国会議員の間でもかなり考え方が違ったり不平不満を持っていたりするので、松井さんがいなくなると、かなりもめだすんじゃないか、分かれていくっていうほうがすっきりする、というようなコメントをされておられました。これに対して、現在、大阪維新の会の代表である吉村さんのお考えをお聞かせください。 吉村:まさに党の方向性としてどうしていくのか、これを決めるに当たって代表の選挙があるわけですから、その選挙で立候補した人がこっちの方向性でいこうというのを訴えて、そしてそれを戦わせて、そして1票単位の代表選挙をするということになります、立候補者が複数の場合は。ですので選挙というのを通じてやる以上、これは選挙で決まった結果については従うというのは、僕は政党として当たり前のことだと思っています。
方向性について考えがあれば選挙で訴えるべき
もちろん政治家ですから好き嫌いあるのは当然です。これが違うというんであれば、自らが代表として手を挙げて立候補すべきだというふうに思います。何か大阪維新の会と日本維新の会が別々になる必要なんか毛頭ないし、要はそれが、橋下さんの意見はご意見だとは思いますけれども、1つの民間人としてのご意見だとは思いますが、ただ、じゃあこれどうしていくのかと考えたときに、いや、これは今の日本維新の会の方向性はこういくべきだということを思う人がいれば、これはやはり選挙で訴えるべきだと思います。それが多数を占めるかどうかだと思います。多数を占めたら、それはもう選挙やるわけだから、そこで一致団結をして、どんな結果であったとしてもみんなが従う。僕はそれが選挙だと思ってます。それができないようであれば政権交代に値するような政党にもならないと思うし、野党第一党にもなり得ないと思います。 こんな小さな所帯の中ですぐ分かれていくようなことになるんであれば、あるいは選挙の結果に従わないというようなことになるんであれば政党としてはなかなか存在しないだろうなと、し得ないだろうなと思っています。政党の中にはみんないろんな意見がありますので。 政治家ってみんないろいろ意見違いますから。その中でも維新の会の特徴というか、維新の会の強みの1つとすれば、やっぱり一致団結して進むと。立憲民主党みたいにいろんな、党の中でいろんなぐちゃぐちゃ言うんじゃなくて、党のいわゆる代表については選挙をして、そして選挙で決まれば。決まるまではもう議論はぐちゃぐちゃに戦わしたらいいと思うんです。選挙で決まるまではそれぞれの方向性についてそれぞれが考える立候補者がぶつけ合って、それは僕、当然だと思いますが、ひとたび選挙をして、1票差であったとしても選挙で決まれば全員が一致団結してその代表を支えると。これが僕は政党だと思ってます。じゃないと政党の力ってなかなか付いていかないですから。 そういったものを、そういった観点からも、この選挙というのは非常に重要だと僕は思ってますし、その選挙の結果には従うべきだと思っています。なので、僕はそういうふうに思ってるので、不満があるという人がいるんであれば立候補すべきだと思います。 【書き起こし】大阪・吉村知事会見7月13日 全文4に続く