悠仁さま筑波大合格 どうなる?多忙な理系生活と「帝王学」のリミット 「通学の3時間でレポートくらい書ける」と“先輩”の声
秋篠宮家の長男、悠仁さまが、茨城県の筑波大学に推薦入試で合格した。来年4月からは、つくば市まで東京から車で通学すると見られている。都内から筑波キャンパスまでは車でおよそ往復3時間の道のり。講義やフィールドワークにレポート提出に追われる多忙な理系の学生生活のなかで、皇位継承順位2位である悠仁さまが「帝王学」を学ぶ時間はあるのだろうか。「両立」には工夫とそして周囲のサポートが何より大切だと、悠仁さまの“先輩”は指摘する。 【写真】これが11歳だった天皇陛下の「帝王学」の風景!『論語』を東大名誉教授に学ぶ浩宮さま * * * 天皇、皇后両陛下の長女の愛子さまや、秋篠宮家の次女の佳子さまなど、若い成年皇族方が、公務や皇室行事に本格的に参加するのは、大学や留学を終えた後になるのが慣例だ。特に近年は、学生の間は本分である「学業」が優先する傾向がある。 この9月に18歳の成年を迎えた悠仁さまについても、成年皇族として宮中行事に参列するのは、来春に高校を卒業し、成年式が行われた後になる見通しだ。 そして4月以降の悠仁さまは大学生活がスタートすることから、当面は「学業優先」となり、若い世代では愛子さまと佳子さまも「おふたり公務」で両陛下を支える形になりそうだ。 ■悠仁さまも陛下から学ぶ機会を 悠仁さまは、お住まいのある赤坂御用地から大学に通われる方向で検討されているが、東京から車で往復3時間はかかるとみられる。加えて理系の学生は、講義のほかに実習やレポートなどの課題で忙しいと言われる。 そうしたなか、皇室制度史や儀式に詳しい京都産業大の所功・名誉教授は、皇位継承順位2位である悠仁さまには、やがて象徴天皇となるふさわしい心得を身に着けることこそ大切だと指摘する。 「いまの陛下は、祖父の昭和天皇と父親の皇太子(上皇さま)のあとを継ぐためにその背中を見て成長されました」(所さん) 歴史の研究を志し、学習院大から大学院を経て英オックスフォード大へ2年間留学。25歳で帰国したのち、「帝王学」の学びにいそしんだ。