緊急事態宣言を延長 安倍首相が会見(全文2)持続化給付金は最速で5月8日入金
安倍晋三首相は4日午後6時、官邸で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「安倍首相が会見 「緊急事態宣言」5月末まで延長(2020年5月4日)」に対応しております。 【動画】安倍首相が会見 「緊急事態宣言」5月末まで延長 ◇ ◇
雇われる側の対策を検討する考えは?
フジテレビ:幹事社のフジテレビ、鹿嶋です。宣言の延長と今後の対策についてお聞きします。まず、先ほども言及がありましたけども、今回、宣言を延長し、国民が自粛継続など、さらなる負担を強いられることについて率直に、この政治の責任についてどのようにお考えになりますでしょうか。また、宣言の延長に伴って今後、失業者が大幅に増える懸念があると思います。2次補正の検討も今、されていると思いますが、雇用調整助成金の上限をどの程度引き上げるのかといった既存の対策の拡充に加えて、例えば東日本大震災で活用された雇用保険の特例措置など、こういったものを行って、より雇われる側の立場に立った対策を検討するお考えはありますでしょうか。また、10万円の現金給付について、追加で行う考えはありますでしょうか。お願いします。 安倍:まず、当初予定をしておりました緊急事態宣言について、1カ月で終息する、終えるということを目指しておりましたが、残念ながら1カ月延長するに至ったこと、内閣総理大臣として責任を痛感しております。それを実践できなかったことについて、あらためておわびを申し上げたいと思います。その上で、この5月は、現在の流行を収束させること、そして次なる流行に備える、その1カ月であると、その備えを万全に固めていくための1カ月であると考えています。私自身、その目標に向かって、目的に向かって、先頭に立って努力をしていく考えであります。
持続化給付金は最速で5月8日入金
そして今回の延長によって、すでに大変厳しい状況にある事業者の方々にはさらなるご苦労を強いることになります。まずは先般成立をした補正予算を直ちに執行に移して、総力を挙げて速やかに支援をお手元にお届けをしたいと思います。先ほど冒頭発言において私が、持続化給付金について最速で5月の8日に入金すると申し上げるところを8月というふうに申し上げましたが、これは5月の8日が最速で入金でございますので、訂正させていただきたいと思います。そしてその上で、今お話のあった雇用保険制度や雇用調整助成金のさらなる拡充に加えまして、また、飲食店やさまざまな小規模事業者の皆さんも含めて賃料負担の軽減や、あるいはまたアルバイト学生への支援などについても、与党における検討を踏まえまして、速やかに追加的な対策を講じていきます。 また、10万円の給付についてはすでに800を超える自治体からオンラインでの申請受け付けを開始いたしました。自治体と協力をして、1日も早くこの現金をお手元にお届けしたいと思っています。そしてその先につきましては、事態の推移等、状況等を十分に見極めながら判断をしたいと思います。 司会:それでは幹事社、もう1問。どうぞ。