緊急事態宣言を延長 安倍首相が会見(全文2)持続化給付金は最速で5月8日入金
感染者減が期待を下回った要因は?
司会:それではこれから幹事社以外の皆さまからのご質問をいただきます。ご希望される方、あらためてですけれども、発声ではなくて挙手でお願いいたします。私が指名いたしますので、近くのマイクの前にお進みいただきまして、所属とお名前を明らかにした上で質問をお願いいたします。質問はお一人さま、1名1問でお願いいたします。じゃあ菅原さん。 日本テレビ:日本テレビの菅原です。よろしくお願いいたします。今回のこの感染者数の減少についてなんですけれども、残念ながら十分に期待されたレベルには達さなかったということだと思うんですけれども、この要因について、例えば休業に対する補償や支援によって十分な安心を与えられなかったとか、いろいろなことが考えられると思うんですけれども、政府としてこの要因をどのように分析していらっしゃるのかということと、それをこの先の1カ月にどのように生かしていこうというふうにお考えでしょうか。 安倍:緊急事態宣言を発出してからこの1カ月間、最低でも7割、極力8割、人との接触を減少していただきたいというお願いをさせていただきました。本当に多くの方々がご自宅で過ごしていただいていると思います。新規感染者数の減少はまだ十分なレベルとはいえないわけでありますが、例えば先ほど申し上げましたように、夜の街につきましても、全国で多くのいわゆる夜の街においてはだいたい1割を下回るところもあります、営業しているところがですね。人の流れはほとんどもうなくなっているわけでありますが。
駅の改札などの通過数は8~9割減っている
また、例えば駅の改札などの通過数を見ますと、実はこれ、8割から9割、減っているんです。つまり8割をそういうところでは大きく上回っている。夜の街でもやっぱり8割を上回っているという、大変なご協力をいただいています。そもそも罰則がない中でそこまでいただいている、協力をいただいていることに感謝を申し上げたいと思いますが、ただ、医療現場の過酷な状況の中においてさらなる努力が必要であると。1日の新規感染者を退院・回復される方、100名、100人の水準以下に抑える必要があると、そのように判断をしたということであります。しかしその中でも、先ほど申し上げましたように、そういう成果が出てきておりますので、この13都道府県におきましても8割の接触回避のお願いをいたしますが、博物館や美術館や図書館などの使用制限を緩和したいというふうに考えているところであります。 補償等につきましては先ほど申し上げました、持続化給付金について、1日も早くお手元にお届けをしたいと、こう思っています。これは国際社会で見ても遜色のない支援レベルだと思っています。 司会:それではその次の方。じゃあ松本さん。