「私たちはジャパンCでクールモアに勝つつもりです」ゴリアット馬主がフィアースネス馬主に宣言
ジャパンC(G1、芝2400メートル、24日=東京)に参戦するキングジョージ6世&クイーンエリザベスS覇者、ゴリアット(セン4、F・グラファール)の米国人馬主、ジョン・スチュワート氏がX(旧ツイッター)上で舌戦を繰り広げた。 舌戦の相手はBCクラシックで2着に好走したフィアースネスのマイク・リポール氏(リポール・ステーブル)。過去に確執があったことで知られる両者は、BCクラシック終了後から互いにリポストの応酬となっている。 フィアースネスは現役引退後にクールモア・アメリカ(アシュフォードスタッド)で種牡馬入りすることが発表されているが、同じクールモアが所有するシエラレオーネがBCクラシックを快勝したことをスチュワート氏が称賛。スチュワート氏が「BCクラシックのシエラレオーネは素晴らしかった。この馬を1年間悩ませてきたのは、レースのペースが遅いことでした。シエラレオーネが勝利するために懸命に努力したフィアースネスにはお礼を言わなければなりません」と投稿すると、リポール氏が「本当にクールモアが大好きなんだね。君は(馬を買うことで)クールモアに何百万ドルも与えて、僕は(種牡馬入りで)クールモアから何百万ドルももらったことを忘れないでくれ。ありがとう」と応戦した。 これに対し、スチュワート氏は8日、「リポールステーブルがフィアースネスを誇りに思うことを軽蔑するつもりはないし、フィアースネスは最高の3歳馬の1頭であることを証明しました。ただ、クールモアを称賛しないわけにはいかない」とリポスト。「私はクールモアを素晴らしいと思っています。しかし、私たちはジャパンCのゴリアットでクールモア(オーギュストロダン)に勝つつもりです」と宣言し、「私がゴリアットの所有権の過半数を購入したことを最初に伝えたのがMV(クールモアのマイケル・ヴィンセント・マグナ-氏)でした。ゴリアットを所有する理由はそれです。私は最高の相手と競い合いたいのです。競馬ファンなら誰でも、最高の馬が最高の馬と戦うのを見たいのです」とつづっている。 競馬業界に参入したばかりのスチュワート氏はかねて欧州の競馬、クールモアグループへの尊敬の気持ちを伝えており、ジャパンCは尊敬するライバルと戦う舞台になる。