松尾昂明が5連勝の快進撃で当地初優勝を達成/ボートレース唐津
ボートレース唐津のGⅢ「第25回酒の聚楽太閤杯」は25日、優勝戦が行われた。 今節はメモリアル勝利が誕生した。初日(20日)3Rで山田哲也(95期・東京支部)が3コースから鋭いまくり差しを決め、通算1,500勝を達成した。 区切りの勝利を飾った山田は「ここで初優勝をしたときに唐津焼をもらいました。2個目です。2,000勝もここでやりましょうかね」とコメント。2009年5月16日の初優勝から節目の勝利まで、思い入れが強い「からつ」での記録達成を喜んだ。 シリーズでは、松尾昂明が好素性機の底力を存分に引き出し、2走目から5連勝するなど大活躍を見せた。準優勝戦では丸岡正典に2コースから差し込まれかけたが、「イン戦は苦手だけど、エンジンは絶対に優勝できるエンジン。完璧です」と機力の自信を示した。 優勝戦はインからコンマ11のスタートを踏み込むと、1マークまで楽々と伸び返した。3コースから勢い良くまくり差しを狙った長野壮志郎に対し、2コースの辻栄蔵が差しハンドルで応戦。辻は引き波に乗りジャンプ気味となり、スムーズさを欠いた。その内側を航走していた重成一人が2番手を確保。2周目のホームでは、1周2マークで握って攻めた辻が重成を少しリードしたが、重成は内側の有利を生かし2周1マークで先マイし、2着をキープ。 松尾は今年2回目(通算17回目)、当地初優勝を達成した。2連単1-4は740円(4番人気)、3連単1-4-2は1,660円(5番人気)だった。
マクール