【MLB】エンゼルスの左腕サンドバルがトミー・ジョン手術へ 来季全休の可能性も 今季ここまで2勝8敗
パトリック・サンドバル(エンゼルス)は日本時間6月22日のドジャース戦で左ひじの痛みを訴えて途中降板したあと、大事に至らないことを願っていたが、その祈りは通じなかったようだ。日本時間6月25日、サンドバルは精密検査の結果、左腕の屈筋腱と内側側副靭帯の両方を断裂していることが判明。手術の正確な内容については明らかにされていないが、手術を受けることは確実となり、今季絶望が確定した。トミー・ジョン手術を受ける場合は、今季の残り試合だけでなく、2025年シーズンを全休する可能性もある。 現在27歳のサンドバルはメジャー6年目の今季、ここまで16試合に先発して79回2/3を投げ、2勝8敗、防御率5.08、81奪三振を記録。2022年に27先発で防御率2.91をマークしたように、高いポテンシャルを持つ選手だが、なかなかそれを開花させられないシーズンが続いている。日本時間6月22日のドジャース戦、3回裏一死2塁から元同僚の大谷翔平に四球を与えたのが今季最後のピッチングとなった。 サンドバルは「最悪だ。それ以外に言いようがない。俺はフィールドに出てプレーするのが大好きなんだ。ただただ残念だよ。できる限り早く手術を受けようと思っている。どんな手術になるかはまだわからないけれど、今はいろんな選択肢を吟味しているところだ」とコメント。ロン・ワシントン監督は「調子を上げてきたところでこのようなことが起きてしまった。彼にとってはタフなことだ。でも故障者の発生はコントロールできない。我々は前に進むしかないんだ」と前を向いた。 サンドバルがFAになるのは2026年シーズン終了後。よって、サンドバルが来季を全休することになれば、FA前にエンゼルスでプレーできるのはあと1年だけ(2026年シーズンだけ)ということになる。そうした事情を考慮し、エンゼルスは今オフにサンドバルをノンテンダーFAとする可能性もあるだろう。あるいは、保有期間を延ばすために契約延長に動く可能性もある。手術の種類や契約の動向など、今後の動きが注目される。