見どころたくさん!東京・玉川上水をたどるハイキング②三鷹から玉川上水駅へ
日本で唯一!?実際の下水道管の中に入れるスポット
府中街道を横切る所で「小平市ふれあい下水道館」の看板が目に入ったので、なんの予習もせずちょっと寄り道。ここがかなりレアな施設で、地下深くに降りると、なんと実際の下水道管の中に入る体験ができる。 これまで玉川上水沿いに歩いてきたため上水や分水に意識が向いていたが、都市には下水網も張りめぐらされていることを、すっかり忘れていた。下水の歴史などについての展示もあり、下水道体験も合わせていろいろな学びが得られるので、玉川上水を歩く際はぜひ立ち寄ってみてほしい。ただし雨の日は、下水道の見学は不可だ。
ノスタルジー感あふれる風景
再び緑道に戻り、新堀用水と玉川上水に挟まれたトレイルを西進する。すぐに西武国分寺線の踏切がある鷹の橋となる。豊かな緑に包まれ、新堀用水の流れが心地よい。西武国分寺線の踏切と、時折通過する電車がノスタルジックな雰囲気を演出している。このあたりは玉川上水沿いに歩いた中でも特に印象深い場所のひとつだが、付近には道路の開通計画があるらしくその影響が気になるところだ。
アクシデント発生
西武線鷹の台駅への道を横目に、鈴木用水がまだ並行して流れる心地よい左岸のトレイルへ。玉川上水をのぞくと、土壁がむき出しになっているのが見えた。これは江戸時代からそのままの状態なのだろうか。 都市部にある貴重な自然のオアシス。東京なのに、東京ではない雰囲気。それでいてやはりアーバンな感じ。玉川上水沿いの緑道には、なにかボーダレスな魅力がある。そんなことをぼんやり思いながら歩いていた矢先、アクシデントは発生した。 ガツン! 緑道にあった木に激突し顔面を強打したのである。あまりに突然だったため、事態の把握に時間がかかった。右岸に広がる雑木林によそ見をしていたのが原因で、完全に前方不注意である。木の根張りにつまづくことは過去何度もあったが、木に激突したのは初めての経験かもしれない。あらためてだが、玉川上水緑道には道上にも樹木や根が張り出している所もあるのでご注意を。 気を取り直して西進し、供養塔が立つ小川橋へ。ここからは北東に小川用水が分水する。すぐ先で、「新堀用水の胎内堀(ほっこぬき)」の標識を見つけたが、さきほどのアクシデントで気が動転していたのか、詳細をよく確認せずに通り過ぎてしまったのが今になって悔やまれる。