「ひろゆき君にお金を借りて」毒親から度重なる借金の無心…西村ゆかが救われた「ひろゆきの一言」とは?
● 毒親に苦しむ人に伝えたいこと ――「母」「お母さん」「ママ」という揺らぎも含めて、好き嫌いで割り切れない感情の多面性を感じました。ご自身の体験も踏まえて、毒親に苦しんでいる人たちに伝えたいことはありますか。 ウチの場合は、すごく激しいDVやネグレクトがあったわけではないんです。高校生の時に3日くらい帰ってこないことはありましたけど、もっと長い間放置されている子もいるじゃないですか。 それに比べたら、めちゃめちゃ緩いから……。 ――緩くはないでしょう。結構ハードモードだと思いますよ。 でも実の親にレイプされてしまった人もいるわけで、いろんなシチュエーションがありますもんね。ウチはマシな方だったのかな、とは思います。 親のことを「受け入れられない」「許せない」「好きじゃない」と感じる。そういう風に考えてしまうことに対して、罪悪感を抱いていた時期もありました。 「お母さんなのに、そう思うのは間違ってるのかな?」「本当はこんな風に考えたくないのに……」って。 だけど、大人になって思うのは「いや、それはそうだよ!」ということ。そう感じたとしても大丈夫だし、普通のことなので。 ――全然、罪の意識を感じなくていいと。 そこは伝えたいですね。 昔は「こんな小さな傷で痛いだなんて、生ぬるいな自分」という感じで、変にこじらせて考えてたんですけど。 転んですりむいた、痛い。当たり前じゃん!みたいな。そういうことだと思うんですよ。
ダイヤモンド・ライフ編集部/神庭亮介