「ひろゆき君にお金を借りて」毒親から度重なる借金の無心…西村ゆかが救われた「ひろゆきの一言」とは?
● ひろゆきが語った一言とは 「そのお金、貨したくないんだったら貸さなくていいんじゃない?」って言われたんです。 よく「人にお金を貸す時はもう返ってこないつもりで貸せ」って言いますよね。私はずっと、お金に余裕があるからそう思えるんだ、みたいに考えてたんですよ。 だから最初にひろゆき君に言われた時も「いや、お前はお金いっぱいあるからな」って思っていた。でも、彼は続けてこう言ったんですね。 「もし自分だったら、『返ってこなくてもしょうがないや』っていう割り切った気持ちで貸す。だけど、そのお金が返ってこないことで君が『裏切られた』とか『悲しい』って思うんだったら、貸す必要はない」 お金を貸して返ってこなくて困るというのも確かにあるんですけど、私にはそれだけじゃない思いがあって。 「必ず返すからお金貸して」「わかった」っていうのは約束じゃないですか。約束が破られるっていうのは、信頼関係が壊れること。それが繰り返されるのがすごく嫌で。
● 果たされない約束 ――金銭的なこと以上に、心理的なダメージがあると。 そうなんです。親にはいつも「その日に返すのが無理ならそれでいいから、お母さんが絶対に約束を守れる日を決めて教えて」って言ってたんですけど、返してもらったためしがなかった。 毎回毎回、約束を破られる度に裏切られた感じがして傷ついていました。 だから、ひろゆき君に「返してもらえなかった時に裏切られた、傷ついたって感じるのが嫌なら貸さなくていいんだよ」って言われた時に、「あっ、そうなんだ」とすごく思って。 至極当然な話なんですけど、それまでそういう風に考えたとこがなかったから。
● 母のがんとタイムリミット ――いわゆる「毒親」だと思うのですが、お母さんと絶縁することなく最後までの関係修復を模索したのはどうしてだったのでしょう。 母に関しては、がんになって余命がわかったことが一番大きいですね。母親が入院した時に、主治医の先生には「3年から長くて5年」って言われたんですよ。 それまでは、ダラダラと付かず離れずの距離をとった状態でいればいいやと思ってたんですけど、いきなり終わりが見えちゃった。タイムリミットができたから、この3年、5年がこの人との関係を修復する最後のチャンスだと。 それで、積極的に関係修復する方にかじを切った感じですね。何もなくて今も生きてたら、そういう風に思ってないかもしれないです。