損保協、代理店となれ合いやめる 城田会長、指針策定へ
日本損害保険協会の会長に28日就任した東京海上日動火災保険の城田宏明社長(54)は共同通信のインタビューで、損保各社から代理店への過度な便宜供与を防ぐ指針を策定する方針を明らかにした。相次ぐ不祥事の温床になった代理店とのなれ合いをやめる。「信頼回復を最優先課題として進め、業界をつくり替える覚悟で取り組む」と強調した。 指針は、物品購入などで「過度」に当たる具体例を示すことで、営業担当者の判断材料にしてもらう狙い。代理店を客観的に評価する基準も新たに設ける。城田氏は「第三者の目を入れながら、代理店の業務品質を全体的に高めていく」と述べた。