2024年もあとわずか 迎春準備で朝市がにぎわう/京都府・福知山市
今年も残すところあとわずかとなり、京都府福知山市内では仕事納めをした官公庁や企業が多く、一息つく間もなく親戚らが集まる正月に向けて、迎春準備が進んでいる。朝市には野菜のほか餅やしめ縄飾りなどが並び、正月の縁起物のブリを販売するところもある。
あさいち店舗はブリを店頭販売
サントエイ(山口英紀社長)が経営する荒河新町のあさいち店舗では、28日から正月用みかんとともに、出世魚で縁起が良いとされるブリも店頭に並べられ、予約した市民らが訪れて買い求めた。 同店は、主に野菜の卸売をしているが、2004年に創業して以来、「お客さんに喜んでもらえたら」との思いで、毎年この時期にブリを店頭販売。1匹丸ごと仕入れ、大型スーパーの鮮魚部門で勤務経験のある山口社長(61)らが、加工場でさばいて提供する。 ブリは、大阪市中央卸売市場から仕入れ、重さは5~8キロほど。販売初日の28日は、午前中に4匹が届き、刺し身や照り焼き用など、予約者の希望に合わせ、手際よくさばいていった。31日までの4日間で、80匹ほどの販売を見込む。 山口社長は「普段は卸売をしているので、消費者と直接触れ合えるブリの販売は、仕事のモチベーションを高める機会にもなっています。新鮮なブリを食べていただくことで、来年がさらなる飛躍の年になることを願っています」と話している。