【MLB】ホワイトソックス・クローシェの争奪戦 ニューヨーク2球団も参戦か 今季209奪三振のサウスポー
今オフ中のトレード移籍が確実視されているギャレット・クローシェ(ホワイトソックス)だが、その争奪戦には多くの球団が参戦しているようだ。これまでにクローシェへの関心が報じられたのは、レッドソックス、レッズ、ブリュワーズ、オリオールズ、カブス、ヤンキース、ドジャース、メッツ、フィリーズ、パドレスの10球団。米メディア「ジ・アスレチック」によると、現在はニューヨークの2球団が特に強い関心を示しているという。フアン・ソトに続いて、ここでもメッツとヤンキースの争いとなるのだろうか。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 現在25歳のクローシェは今季先発転向1年目で146イニングを投げ、6勝12敗ながら防御率3.58、209奪三振と結果を残した。FAになるまでの保有期間はあと2年。今夏のトレード・デッドラインでも移籍の可能性が取り沙汰されたが、今オフ中のトレード移籍はほぼ確実とみられている。 そんななか、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者によると、レッドソックスがクローシェ獲得に向けて好位置につけているという。地元メディアからは「それほど熱心に追いかけているわけではない」との報道も出ていたが、モロシ記者が関係者から聞いた話では、レッドソックスは球界全体7位のプロスペクトであるマルセロ・メイヤーをトレードの対価に含めることも検討し始めたようだ。これが事実ならば、レッドソックスは争奪戦において優位に立つ可能性がある。 一方、「ジ・アスレチック」はメッツとヤンキースが「最も積極的にクローシェ獲得を狙っている」と報じた。センターラインを強化したいと考えているホワイトソックスに対し、メッツはルイスアンヘル・アクーニャのような二遊間のプロスペクトをオファーする可能性があり、「ヤンキースよりメッツが優勢」との見方が広まっているという。メッツはフランキー・モンタスとクレイ・ホームズの獲得後も先発ローテーションのアップグレードを目指しており、クローシェ獲得に向けた動きを今後さらに加速させていくかもしれない。