【新製品】ブレンボがミラノショーで2025年新作を披露! 次世代MotoGP用モノブロックキャリパーも公開
イタリア・ミラノで開催中のEICMA2024にて、ブレンボはスーパースポーツバイク向け「PRO/PRO+パッケージ」「Distinctaブレーキ・クラッチマスターシリンダー」「M4.32ブレーキキャリパー」「新型MotoGPブレーキキャリパー」など新製品を多数公開した。 【画像】ブレンボの新製品をギャラリーで見る(8枚) 文/Webikeプラス 編集部
新型モノブロックキャリパー、マスターシリンダーなどを多数公開!
まずは市販向けモデルとして、キャリパーとディスクがセットとなった「PRO/PRO+パッケージ」を用意。スーパースポーツバイク向けの新しいパッケージとのことで、「PROパッケージ」のフロントブレーキでは「T-DRIVEフィン付きディスク」とニッケルメッキを施した「HYPUREキャリパー」を採用する。もう一方の「PRO+パッケージ」では同じく「T-DRIVEフィン付きディスク」と「GP4スポーツプロダクションブレーキキャリパー」をラインナップした。 新型の「Distinctaブレーキ・クラッチマスターシリンダー」は、ツーリングアドベンチャーセグメントに新たに仲間入りしたスタイリッシュで機能性に優れた新製品だという。ブレーキマスターシリンダーは無駄をそぎ落とした外観を特徴とし、隠しレバーピンや軽量化のための先進デザイン技術、最適なレバーポジション調整などの工夫が凝らされている。 また、性能と実用性を両立させたM4.32ブレーキキャリパーは、モノブロック構造が優れた剛性と強度を発揮。便利なパッド交換システムはメンテナンスを容易にし、際立つブレンボのロゴがその高い品質を表す。
2025年MotoGP用の次世代キャリパーも公表
MotoGPのブレーキングインスピレーションパートナーを務めるブレンボ。2025年シーズンから22名の全選手に新しいレーシングキャリパーを提供することを掲げ、その新作キャリパーのスペックも公開した。 この最先端キャリパーには制動力と放熱性を高める大型パッドを採用したほか、ブレーキングエリアを広げることで接地圧と正確な制御を最適化。キャリパー/台座固定ホイールベースを強化することで安定性と精度を改善したそう。またブリーダーが便利な位置にあるため、手早いメンテナンスが可能とのこと。 スペック表を確認すると、キャリパー本体サイズやパッド接地面を増大させているのが分かる。そのためか重量は37gの増量となったようだ。
Webikeプラス編集部