【銀座グルメ】『吾輩は猫である』にも登場するうなぎの名店『竹葉亭』の絶品すぎる「うな丼」を食べてきた
斎藤茂吉も魯山人も愛したはなれもぜひ利用したい
2名以上からコースを予約すると、はなれの個室を利用できます。個室は関東大震災のあと、1924年(大正13年)ごろに建てられたそうです。うなぎ好きで竹葉亭を贔屓にしていた斎藤茂吉は、この竹葉亭の離れで、長男の茂太とその婚約者との両家顔合わせをしたそうです。 「お座敷は昔のまま。毎月、掛け軸を替え、季節のお花を生けています。花屋さんだけではまかなえないお花もありますので、自宅や店の屋上で育てて工夫しております。お客様にはお味はもちろん、落ち着いてゆっくり召し上がっていただき、心も満足いただきたい。その思いを今後も継承したいと思っております」(別府さん)
まとめ
北大路魯山人は『鰻の話』(昭和10年)で、うなぎの一流店として竹葉亭を挙げ、「風格がある」「美を知るものは、たとえ商売が何屋であっても、どこかそれだけちがうものがある」と、味だけでなく店のしつらえまで大絶賛。銀座ならではの歴史ある店。おもてなしの心を味わうためにもぜひ訪れたい名店です。
●SHOP INFO 竹葉亭 本店 住:東京都中央区銀座8-14-7 TEL:03-3542-0789 営:11:30~15:30、16:30~21:30(20:00LO) 休:日・祝
取材・文◎松みのり