【陸上】全日本実業団みどころチェック!パリ五輪代表が多数出場!桐生祥秀、泉谷駿介、福部真子、上田百寧ら好記録なるか
第72回全日本実業団対抗選手権が9月21日から23日まで、山口・維新百年記念公園陸上競技場で行われる。 【動画】全日本実業団対抗選手権のライブ配信をチェック! 今夏のパリ五輪代表も多数出場。来年の東京世界選手権の参加標準記録の有効期間も8月からスタートしており、今大会も重要な一戦だ。秋のナンバーワン決定戦の注目選手を見ていく。
男子/桐生、東田、飯塚らが集結
100mには桐生祥秀(日本生命)、東田旺洋(関彰商事)がエントリー。今夏のパリ五輪には桐生がリレーで、東田は100mで出場した。桐生は昨年10秒03をマークしており、上り調子のいま、2017年以来の9秒台も視野に入る。 他に、200mパリ五輪代表の飯塚翔太(ミズノ)も100mへ。デーデー・ブルーノ(セイコー)らも上位候補だ。 200mにはパリ五輪代表の上山紘輝(住友電工)、昨年のアジア大会代表の宇野勝翔(オリコ)、400m日本記録保持者の佐藤拳太郎(富士通)らが覇権を争う。 110mハードルもハイレベル。泉谷駿介(住友電工)、村竹ラシッド(JAL)の日本記録保持者2人は不在も、パリ五輪代表の高山峻野(ゼンリン)、野本周成(愛媛競技力本部)、世界選手権代表歴のある石川周平(富士通)や横地大雅(Team SSP)もエントリーした。 400mハードルは昨年のケガの影響でパリ五輪を逃した黒川和樹(住友電工)がどんな走りを見せるか。10000m競歩にはパリ五輪代表の池田向希(旭化成)、五輪を逃したあとに復活を遂げた山西利和(愛知製鋼)ら世界レベルの歩きが披露されそうだ。 走高跳にはパリ五輪代表の真野友博(九電工)、ブダペスト世界選手権代表の名瀬川直人(新潟アルビレックスRC)が登録。棒高跳は澤慎吾(きらぼし銀行)、江島雅紀(富士通)らが優勝争い。 大注目は走幅跳。110mハードルの泉谷が1年ぶりに出場する。前回は8m10の自己新で優勝。来年は複数種目への挑戦にも意欲を示しているだけに、ここで8m27の東京世界選手権の参加標準記録というビッグジャンプもあり得そうだ。 今季8m13の山浦渓斗(勝浦ゴルフ倶楽部)、津波響樹(大塚製薬)、城山正太郎(ゼンリン)ら実力者がそろう。 砲丸投には8月に日本人初の19mオーバーを果たした奥村仁志(センコー)は、再び大台到達を目指す。やり投にはパリ五輪代表、ダイヤモンドリーグファイナル出場のディーン元気(ミズノ)がエントリーしている。