あなたの「影」が私のボールにかかってるんですけど… 冬のラウンドで気をつけたい「影」マナーとは?
7時台スタートだと乗用カートの影がボールまで伸びていた
11月下旬に筆者と知人夫婦の3人で7時台前半スタートのスループレーでラウンドする機会がありました。元々は7時22分スタートの予定だったのですが、6時40分ごろには3人全員がそろい、その時点では前組のメンバーがそろっていなかったようで、マスター室から「1組前に繰り上げてもいいですか?」と打診を受けました。断る理由はないので「大丈夫です」と答えました。 【イラスト】「影」だけじゃない! ゴルフ場で見かける「迷惑マナーゴルファー」10選 以前は11月下旬に7時台前半のスタート枠なんて販売していなかった気がするのですが、近年は日の出から日没までラウンド可能な時間帯はとにかくスタート枠を販売するゴルフ場が増えています。
7時台前半のスタートだとティーイングエリアが凍ってティーが地面に刺さらなかったり、グリーンが凍ってボールがカート道に当たったときのように跳ねてしまったりするかもしれないと警戒していたのですが、そんな心配は杞憂に終わり、ほとんど普段どおりプレーできました。 ただ1点、普段と違うことがありました。それは影の長さです。男性陣2人がレギュラーティーからティーショットを打ち終え、乗用カートを発進させてレディースティーの真横に停止したところ、乗用カートの影がレディースティーを覆い尽くすように伸びていました。 「これはさすがに打ちづらいだろう」と思い、影がかからないように乗用カートを2~3メートル後ろに下げました。 その後も乗用カートの影が長く伸びていることは意識していたのですが、近年は乗用カートにカートナビが搭載されており、カートナビがボールからピンまでの距離を教えてくれるシステムになっています。その距離を正確に計測するため、乗用カートをボールの真横に停止させるのが習性になっています。 でも、その習性を発揮すると乗用カートの影がボールの真上まで伸びてしまいます。最初の1~2ホールはボールの真横に停止してから影の存在を思い出し、同伴者がクラブを取り出してボールのところに向かう間にカート位置をずらす作業を何度か行ないました。 3ホール目からは影が次第に短くなり、プレーに支障を来たすことがなくなってきましたが、太陽の位置が低い時間帯は影がビックリするほど長く伸びることを改めて認識しました。