干し芋のサブスクいかが 毎月違う形や品種 茨城県
自分好みの干し芋を見つけて――。全国の干し芋生産量の約9割を占める茨城県は10月から、干し芋のサブスクリプション(定額購入=サブスク)サービスを始めた。県アンテナショップのオンラインストアで、品種や形が違う数種類の県産干し芋を毎月提供し、「ほしいも王国、茨城」の知名度を高めていく考えだ。 「ほしいもサブスク」と名付け、県アンテナショップ「IBARAKI sense(イバラキセンス)」のオンラインストアで販売している。毎月の数量と期間に応じて全6コースを用意する。毎月、3点(2500円相当)か5点(4500円相当)を選べ、コースは3、4、5カ月がある。申し込みの締め切りはコースで異なり、最終は2025年1月20日まで。送料は無料。 県内に500軒以上ある生産者が手がけたサツマイモを扱う。一番人気の「べにはるか」や伝統的な「たまゆたか」など多数の品種を用意し、形も芋をスライスした「平干し」や小さな芋を丸ごと干した「丸干し」までバリエーションが豊富だ。 県営業戦略部は「味や食感の違いを食べ比べて自分好みの干し芋を見つけ、オンラインショップや現地での購入につなげたい」(プロモーションチーム)と期待を込めた。
日本農業新聞