【MLB】ロイヤルズがキャバン・ビジオとマイナー契約 昨季は3球団でプレー 新天地でブレイクなるか
日本時間1月6日、ロイヤルズはブレーブスからFAとなっていたユーティリティ・プレーヤーのキャバン・ビジオとマイナー契約を結んだことを発表した。今後は招待選手としてスプリング・トレーニングに参加し、マイナー契約からの開幕ロースター入りを目指すことになるとみられる。殿堂入りの名二塁手クレイグ・ビジオの息子として知られ、ブルージェイズ時代にはレギュラー候補として期待されたビジオだが、伸び悩んだまま29歳に。新天地ロイヤルズでブレイクを狙う。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ ビジオは2016年ドラフト5巡目指名でブルージェイズに入団し、2019年にメジャーデビュー。この年は100試合に出場して打率.234、16本塁打、48打点、14盗塁、出塁率.364、OPS.793とまずまずの成績を残し、翌2020年も60試合制の短縮シーズンのなかで59試合に出場し、OPS.807をマークした。 ところが、それ以降は伸び悩むシーズンが続き、ブレイクには至らず。デビュー当初はボー・ビシェット、ブラディミール・ゲレーロJr.とともに「二世選手トリオ」として注目されていたが、1人だけ置いていかれたような形になった。昨季も開幕から不振が続き、6月上旬にはDFAに。その後、トレードでドジャースへ放出された。 ドジャースでは正三塁手マックス・マンシーが故障離脱していたこともあり、一定の出場機会を与えられたものの、打率1割台と期待に応えられず、8月上旬に解雇。ジャイアンツではメジャー昇格を果たせず、9月に入ってブレーブスへ放出されたが、ブレーブスでは4試合のみの出場にとどまり、シーズン終了後にFAとなった。結局、昨季はトータル78試合に出場し、打率.197、5本塁打、19打点、2盗塁、出塁率.314、OPS.617という成績。守備では一塁、二塁、三塁、右翼の4ポジションをこなしたが、打撃成績は自己ワーストだった。 ロイヤルズは今オフ、レッズからトレードでジョナサン・インディアを獲得して内野手を強化。ただし、控え内野手には確固たる存在がおらず、スプリング・トレーニングでアピールできれば、ビジオにも開幕ロースター入りのチャンスはありそうだ。