『立ちんぼ』危険な路上の客引きでも「客を選べて時間拘束ない」から選ぶ女性「1日6万ちょっと」稼ぐことも 道路に絵を描いたら女性がいなくなる?警察などが対策
■なぜ逮捕のリスクがある立ちんぼをするのか
立ちんぼで売春行為が認められれば犯罪。 大阪府警はことし1年、この通りだけで30人を逮捕している。 では、なぜ逮捕のリスクがある立ちんぼをするのか。 話を聞くと… (Q:いくらくらいでやっている?) 女性:相場くらい。 (Q:相場どれくらい?) 女性:言ってって。 (Q:1万5千円ぐらい?) 女性:(うなずく) (Q:なんで立ってる?稼ぎたくて?) 女性:そうそうそう。 (Q:どれくらい1日(客)とってます?) 女性:3~5人くらい。 女性は「生活費のため」と口にした。
■1日に6万円稼ぐという女性に話を聞いた
(Q:稼げているのでは?) 女性:1日6万ちょっと。 (Q:やめようとは?) 女性:(うなずく) (Q:なぜ?) 女性:そんな思わない。
■風俗店により「自由」という理由で“立ちんぼ”を選ぶ女性 危険な目に遭うことも
お金を稼ぐ手段は数あるにもかかわらず、“立ちんぼ”を選ぶ理由について、繁華街でトラブルを抱えた女性を支援する団体はこう指摘する。 一般社団法人青母連 田中芳秀さん:彼女たちがよく言うのは、自分たちで客を選べる。風俗とかで働くと来た客を相手にしないといけませんから。あと、風俗店だと何時から何時と拘束されるが“立ちんぼ”だと自由。 その一方で、危険な目に遭う女性も多いという。 一般社団法人青母連 田中芳秀さん:路上で買うってことは、お店でできないことをやろうとしているので非常に危ない。路上に立っている時に殴られているとか、ホテルに入った時に殴られてお金も払わずに逃げられるとか、しょっちゅうありますね。
■“立ちんぼ”に関する苦情が多くなったのはことしに入ってからだという
警察:売春目的で客待ちをしている皆さん、その行為は犯罪です。 警察関係者に話を聞くと、地域住民から“立ちんぼ”に関する苦情が多く寄せられるようになったのは、ことしに入ってからでその背景については… 大阪府警関係者:ホストで“売掛”をして、大きなお金が必要になり、路上に立つ子が多くなった。違法だとわかっていてもすぐにその場でお金が貰える“立ちんぼ”をするしかなかった。