あまり親しくない友人から結婚式の招待を受けました。ご祝儀はいくらが妥当でしょうか? お祝い事なので参加をどうしようか迷っています。
ある程度の年齢を迎えると、結婚式に招待されることが多くなります。参加するべきと理解していても、新郎新婦との関係性やご祝儀などの支出を考慮すると出席を悩む方は少なくないでしょう。 そこで、本記事では結婚式のご祝儀で包む金額や平均的な支出金額などについて紹介します。 ▼友人からのご祝儀が「2万円」だった! これってマナー違反?
結婚式は欠席することも選択肢のひとつ
基本的に結婚式への出席は強制ではないため、欠席も可能です。ただし、新郎や新婦との関係性によっては出席を余儀なくされることもあるでしょう。 事前にしっかりと欠席の意思を新郎新婦側に伝えている場合には、基本的にご祝儀を贈らなくても問題ありません。しかし、その一方で結婚式を欠席する場合でも、ご祝儀を贈るのがマナーとされている側面もあります。特に一度は出席の連絡をしたものの、やむを得ない理由でキャンセルする場合には贈るべきでしょう。 欠席時にご祝儀を贈るか検討する場合は、マナー以上に新郎新婦との関係性を重要視する傾向があります。関係が深く、今後も付き合いが続く場合にはご祝儀を贈ったほうが無難といえます。結婚式でのご祝儀を巡り、人間関係のトラブルが発生することも少なくありません。 ただし、新郎新婦との関係が薄い場合は、ご祝儀を渡さなくても問題ないです。欠席時のご祝儀はあくまで一般的な考えに基づくマナーであって、贈らなくても明確なルール違反ではありません。早めの段階で欠席の連絡をした場合は、ご祝儀を渡さないことが多いです。 ご祝儀ほどではなくてもお祝いをしたい場合は、ギフトを贈ってもよいでしょう。ご祝儀を贈るよりは、支出を抑えられます。
結婚式を欠席する理由
近年、結婚式への招待客人数は減少傾向にあります。結婚式や結婚そのものへの価値観が大きく変化する時代を迎えており、盛大な結婚式よりも小規模で親しい人たちに囲まれた結婚式が好まれているようです。 招待客人数が減少するなかで、新郎新婦と親しい間柄でなければ招待された側が結婚式を辞退することも増えています。職場などでの人間関係が淡泊なものになりつつあることに加え、ご祝儀による家計への圧迫が懸念されているからでしょう。 以下に、結婚式への出席を辞退する理由で多いと考えられるものをまとめました。 ・経済的に厳しい ・新郎新婦との関係性が薄い ・新郎新婦以外に知り合いがいない ・お祝いしたい相手ではない ・身体的や精神状態的に出席できない 経済的な理由のほか、新郎新婦や他の招待客との関係性を考慮して出席を辞退する方が多いようです。 出席を辞退する場合はお祝いの気持ちを伝えつつ、ネガティブな印象を与えない配慮をしたうえで連絡しましょう。たとえ本心であっても、金銭的な理由などと正直に答えるのはNGです。時には、理由を曖昧にすることも気遣いの一つです。