防災ヘリと連携して消火訓練 松本広域消防局が長野県松本市波田の扇子田公園で
松本広域消防局は15日、長野県松本市の波田扇子田公園運動場で、県消防防災ヘリコプター「アルプス」との連携を想定した消火訓練をした。同局の消火隊員約60人が参加し、県消防防災航空隊員2人から指導を受け、ヘリによる消火活動の手順などをあらためて確認した。 地上の周囲を確認してヘリを誘導するハンドサインや、消防車によるヘリに装着する消火バケットへの補水方法を訓練した。メモを取り、他の隊員の動きをじっと見て流れを確認した。ヘリの大きな音や、風の強さを体感するダウンウォッシュ訓練もした。 渚消防署の阿部隼人消防司令補(38)は「有意義な訓練だった。実際は整備していない場所にヘリが来るので、人や飛散物の有無をしっかりと確認したい」と話していた。 4月下旬に松本市中山で発生した山林火災などを受け、円滑な航空隊と消火隊の連携を徹底しようと行われた。
市民タイムス