日本のモノづくりを支える生産背景に潜入!Let's工場見学【今、注目すべきジャパンブランドの逸品】
日本のモノづくりの根幹にあるのは“優れた技術力”であることは事実だが、文字ではそのすごさも伝わりづらい。そこで各社が世界に誇るグッドプロダクツの生産背景に潜入。自慢の機能がどう生み出されているのか、その秘密をご覧あれ! 【生産の様子を画像で詳しく見る】
日本のモノづくりを支える生産背景に潜入! あの製品のあの機能はこう生まれる。Let’s工場見学
2023年に150周年を迎えたムーンスター。その長い歴史の中で培われてきたスポーツシューズのノウハウとレザーコンフォートシューズの製造技術を掛け合わせて誕生したのがSPxxだ。同ブランドでは一貫して“永く愛用できる”という点に注力。クラフト感のある生産背景と優れた機能性を有するテクニカルなルックスとのギャップも実に興味深く、デビューから2年でさらなる広がりを期待させる。 ムーンスター 「SPxx SX 78C01」(1万9800円) 反発弾性と衝撃吸収性がありながら耐久性の高いエクステリックと、軽くグリップ性に優れたベステック。この2層のウレタン素材を組み合わせたソールによって抜群の快適性を実現。
【ここに注目!】アッパーとソールを密着成形するダイレクト製法
木型の足裏形状をそのまま中底に再現することでシューズと足が隙間なくフィット。これにより一体感のある履き心地が生み出される。
<生産背景を覗き見!>
同社といえば久留米工場が有名だが、SPxxは優れた革靴製造技術を有する佐賀工場で作られる。液体のソール素材を直接型に流し込んで、ソールの成型と接着を同時に行うこの製法は、足とシューズとの一体感を高めるのに有効だが、国内では数社しか設備を持たないため特殊な技術といえる。
▼アウトソール成形後、ミッドソールの素材を流し込む ▼モールド(金型)に素材を流し込んでアウトソールを成形 ▼脱型したのち、仕上げ処理をして完成 ▼アッパーとソールを密着成形
【タイガー魔法瓶】 ■鍋のような脅威の大火力その秘密は…!?
炊飯器の本質とは“いかに美味しくごはんが炊けるか”。そこでもっとも重要となるのが火力。タイガー魔法瓶がミヤオカカンパニーリミテドと協業し、約2年間の開発期間を経て完成させたのが、土鍋で有名な四日市萬古焼の内釜だ。両者がこれまで培ってきた技術の共有と情熱が300℃という圧倒的火力を実現し、ご泡火炊きにさらなる進化をもたらす。その艶やかで美味なるごはんに101年目の本気を見た。 タイガー魔法瓶 「土鍋ご泡火炊き JRX-G100」(実勢価格:14万8500円) 本土鍋にこだわりぬいた“土鍋ご泡火炊き”の最上位機種。特長である遠赤効果をさらに高めるために新開発の釉薬を採用し、よりごはんをふっくらと炊きあげることが可能に。