阪神・糸原が正式に残留表明「優勝、日本一をもう一度味わいたい」 猛虎愛を胸に来季V貢献誓う
FA権を行使せず、残留することを発表した阪神・糸原は球団事務所で1年契約、現状維持の7000万円で契約を更改。「このチームが好きだから。監督からも一緒に頑張ろうと言われたし、優勝、日本一をもう一度味わいたい」と阪神で完全燃焼する思いを強調した。 8年目の今季は左の代打の切り札として89試合に出場した。前日に32歳の誕生日を迎え「自分の中でも来年が勝負。僕自身の野球人生としても単年の方がいいと思った。ふがいない成績が続いているので」と表情を引き締めた。 「来年も残ってほしいという話をいただいたし、契約して感謝するくらいの立場なので、頑張ってチームに恩返しをしたい。チームが一つになって、監督を胴上げできるように。ユニホームを着ているうちはレギュラーを目指し、任されたところで仕事をしたい」 勝負強い打撃に加え、ムードメーカーとしても貴重な存在。猛虎愛を胸に、V貢献を誓った。 (鈴木 光) <糸原に聞く> ――球団とはどんな話をしたか。 「来年も力が必要という言葉をいただいて、チームのために来年からも頑張ろうという気持ちになりました」 ――藤川監督とは。 「連絡させてもらって“一緒に頑張ろう”という言葉をいただいたので、チームに貢献できるように頑張っていきたいと思います」 ――ファンの声は届いていたか。 「(阪神は)凄い声援をくれる熱いファンの方々がついている。その前でプレーすることをモチベーションとして、来年も頑張ろうという気持ち」