【ゲーム大賞】年間大賞は「ゼルダの伝説」全受賞作品と講評を一挙紹介…経産大臣賞は「プレステ」が獲得
日本ゲーム業界の最高栄誉「日本ゲーム大賞2024」の年間作品部門において、任天堂の「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」が大賞を受賞した。主催する一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が「東京ゲームショウ2024」開催に合わせて発表した。 【関連】記念イラストも!日本ゲーム大賞 年間作品部門を受賞した関係者の投稿 今年で28回目となる日本ゲーム大賞「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」は大賞に加え、ベストセールス賞と優秀賞も獲得し、トリプル受賞という快挙を成し遂げた。そして、特別賞と優秀賞にはカプコンの「ストリートファイター6」がダブル受賞を果たした。 今年から新設されたブレイクスルー賞にはSNSや配信などで盛り上がりを見せた「8番出口」が、ムーブメント賞には「スイカゲーム」が選ばれた。また、優秀賞には大賞作品を含む計11作品が選出。対象期間は2023年4月1日から2024年3月31日までで、選考は一般投票と日本ゲーム大賞選考委員会の審査を経て行われた。 また、年間作品部門とは別に「経済産業大臣賞」を「プレイステーション」が受賞したことがわかった。「新たな販路を活用することで、ゲームファンの層を広げるとともに、さまざまなゲームメーカーやタイトルの参入により一世を風靡。ゲーム市場に大きな変化をもたらしました」「新たなゲーム体験をファンに届け、据え置き型としては初めて世界累計出荷台数が 1 億台を超える一大ベストセラーになるなど、日本のゲーム産業の発展に貢献」と評価した。
大賞・ベストセールス賞・優秀賞:ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム (任天堂株式会社)
(大賞・優秀賞受賞理由) 大人気シリーズ「ゼルダの伝説」最新作。淡い水彩画のようなタッチで描かれた広大なフィールドの美しさ。 一新された主人公リンクの能力で、空から地底までシームレスに続く世界を舞台に、探索、冒険の自由度が 格段にアップ。さらには、時間と共に変化する風景、そして仲間との再会、共闘などのドラマ。 一般投票では、幅広い世代の多くのユーザーから熱狂的な支持が寄せられ、本年度の年間作品部門の大 賞に輝きました。 (べストセールス賞受賞理由) 前作の広大な大地に加え、空、地底を舞台に、プレイヤーは一新された能力を持つリンクとなって探索冒険する 楽しさで、多くのゼルダファンを魅了。対象期間中の最多販売本数を記録しての受賞となりました。 なお、2023年5月12日の発売以来、今年6月末までに全世界累計販売本数は2080万本、 国内累計販売数は375万本を記録しております。 (優秀賞受賞理由) 2017年に発売された「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」の続編。 前作の広大な大地に加え、空、地底が旅の舞台に。 本作では冒険に役立つ新たな能力が新要素として登場。 新機能「ウルトラハンド」を使用して、フィールドにある物を持ち上げ、物と物をつなげて道具を作ったり、 さらには「スクラビルド」を使って、自分の装備と物をくっつけ新たな武器を生み出したり。 主人公リンクとなってフィールドを探索、冒険する楽しさに、多くのユーザーから支持が寄せられての受賞となりまし た。