【ゲーム大賞】年間大賞は「ゼルダの伝説」全受賞作品と講評を一挙紹介…経産大臣賞は「プレステ」が獲得
ブレイクスルー賞:8番出口(KOTAKE CREATE)
地下通路が舞台の短編ウォーキングシミュレータ。 地下通路をよく観察し、異変がなければそのまま進み、異変があれば戻るだけのシンプルなルール。0 から始まり最後の 8 まで連続で正解すれば無事脱出成功。途中で間違うと 0 に逆戻り。おじさん、禁煙マーク、点字ブロック、広告、指示看板、防犯カメラなどなど、途中で目にするもの全てに疑心暗鬼に。いわゆる大作に値する作品が多い中、地下通路という閉鎖された空間で、異変にいかに気づけるかという極めてシンプルなルールを用いた独創的なアイデアが選考委員会で評価されての受賞となりました。
ムーブメント賞:スイカゲーム(Aladdin X 株式会社)
プロジェクター商品にプリインストールされていたパズルゲームが元祖。同じ種類のフルーツをくっつけると、少し大きなフルーツに“シンカ”、少しずつフルーツを大きくしていき、最終的にスイカの完成を目指す単純明快なルールながら落ちてくる果物はランダムで、予想しない挙動を起こすことも。 都度の判断が要求されるゲームバランスがプレイヤーをやみつきにさせる作品。Nintendo Switch DL 版での発売後、複数のストリーマーが紹介したことをきっかけにプレイヤー数が急激に拡大、プレイヤーによる新技や専門用語が開拓されるなど一大ムーブメントを起こした点が選考委員会で評価されての受賞となりました。
編集部 IT/デジタル担当