実家暮らしで年収200万円です。「家にお金を入れていない」と言ったら友人に驚かれたのですが、普通はいくらくらい入れるものなのでしょうか……？
実家にお金を入れているかどうかは、実家暮らしをしている社会人のなかで共通の話題になるのではないでしょうか。 今回は、実家暮らしの人で実家にお金を入れている人がどのくらいいるのか、また実家に入れている金額の平均、その内訳について見ていきましょう。
実家にお金を入れる実家暮らしの人は8割程度
保険マンモス株式会社が実家暮らしをする男女500人を対象に「実家暮らしの方へのアンケート」を行いました。同調査で、実家にお金を入れているかどうか聞いたところ、全体の26％の人が実家にお金を入れていないと回答したそうです。実家にお金を入れていると回答した人は74％でした。 表1は実家にお金を入れているかどうかの結果を年代別にまとめたものです。 表1
※保険マンモス株式会社「実家暮らしの方へのアンケート」を基に筆者が作成 19歳以下の方は、実家にお金を入れていない人の割合が58％と高い傾向にありました。また、31～40歳の人は実家にお金を入れている人の割合が79％ともっとも高くなっています。働いている年数が長くなり、お金に余裕が出てきていることや、介護など親の年齢や環境の変化などが理由として考えられます。
実家暮らしの人が家に入れる金額の平均は約4万円
同調査で実家にお金を入れていると回答した人にいくらお金を入れているのか聞いたところ、平均額は「4万257円」でした。表2は実家にいくら入れているのかの結果を年代別にまとめたものです。 表2
※保険マンモス株式会社「実家暮らしの方へのアンケート」を基に筆者が作成 19歳以下の平均額は「2万5663円」ですが、年齢が上がるにつれ経済的な不安が少なくなる傾向にあるため、20～30歳で「3万3623円」、31～40歳で「4万1875円」となっており、41～50歳では「4万6970円」と、40代まで上昇していますが、50歳を超えるとやや下がっています。
年収200万円で実家に入れる生活費の内訳と金額
実家暮らしをしている社会人が実家に入れている平均額は約4万円という結果が分かりましたが、この金額は一人暮らしをするよりもかなり生活費を抑えられています。 総務省の統計局が行った家計調査によると、一人暮らしにかかる1ヶ月の平均額は「16万7620円」です。生活費の内訳の中で大きなものを表3にまとめました。 表3
