携帯電話シェア率『ドコモ』がトップ! au、ソフトバンクの主要3社で6割超を占める
経年変化するモバイルICTの利用状況や実態を全国的に調査するモバイル社会研究所から、2024年版の「モバイル社会白書」が公開された。最も利用する携帯電話や通信キャリアのシェア、無線LANの利用状況など、調査結果を見ていこう。 【画像でわかる】意外と知らない、iPhone 8がいまでも中古市場で人気な理由といつまで使えるのか
AndroidとiPhoneが9割超えに! フィーチャーフォン(ガラケー含む)利用者はわずか2%に減少
モバイル社会研究所は2010年から2024年にかけて、全国の携帯電話所有者を対象に「最もよく利用する携帯電話(1台目)」について調査した。 最新の2024年を見ると、第1位はGoogle社のOSが搭載された「Android」で48.2%、ほぼ僅差の2位はApple社の「iPhone」で45.5%だった。AndroidとiPhoneが全体の9割以上を占めており、シェア率も拮抗している。 一方、2010年には88.0%が利用していた「フィーチャーフォン(PHSまたはガラケー)」は、2024年になると2%まで減少。各キャリアが順次3G回線を終了していることに伴い、利用者はさらに減ると予想される。画面が大きく操作がしやすい「シニア向け」のモバイルも3.3%と、ほとんど利用されていないことが明らかに。
国内シェア1位はドコモ 3人に1人は利用
2024年の「携帯電話事業者の国内シェア」に関しては、1台目と2台目で大きな違いが見られなかった。1台目のシェアを比較すると、最もシェア率が高かったのは「NTTドコモ」で32.1%。次いで「au(KDDI、沖縄セルラー、povoなど含む)」が16.2%とやや高く、「ワイモバイル(Y!mobile)」が12.6%、「ソフトバンク(LINEMOなど含む)」が12.2%とほぼ横ばい。「楽天モバイル」「UQモバイル」は1割弱という結果に。全体の3分の1を占めたNTTドコモを除き、国内シェアに大差はなかった。
次に、スマートフォン所有者に無線LAN(Wi-Fi)の利用状況を尋ねたところ、「自宅」での利用が93.1%と圧倒的に多かった。次いで、半数近くが「職場・学校」「宿泊施設」となり、滞在時間が長い場所ほど利用する人の割合が多い傾向にあるようだ。 一方、「駅構内」や「列車内」「コンビニエンスストア」で利用する人が2割にとどまったことから、Wi-Fi接続をするか否か、場所に応じて使い分けていることが判明。コンビニエンスストア大手のファミリーマートなどがフリーWi-Fiサービスを終了したことはもちろん、個人情報が流出するなど情報セキュリティの観点から、不特定多数の人が行き交う場所での利用を、多くの人が控えているのかもしれない。 出典元:【モバイル社会研究所】
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