47都道府県が健康増進計画 地域スーパーや外食との連携で推進
高齢者のタンパク質摂取目標も明記
高齢者の低栄養対策では、秋田県、山形県、山梨県、富山県、和歌山県、鳥取県がタンパク質摂取の働きかけを明記。特に鳥取県は、タンパク質が摂取エネルギーの15%未満の者を減らすとして具体性がある。福井県は飲食店、スーパー、配食サービス事業者の弁当などを対象に、タンパク質などに配慮した「ふくい100彩ごはん」メニューの認証を継続して進める。 「健康日本21(第三次)」に規定されていないユニークな取り組みもある。山形県は牛乳・乳製品摂取量200g以上の者の割合として35%を目標に掲げ、乳製品による必要なカルシウム摂取を推奨。三重県は1日当たりの平均カルシウム摂取量600mg、鳥取県は一日の牛乳・乳製品摂取量130gを掲げている。
日本食糧新聞社