【阪神】佐藤輝明の新型グラブは小さくてフィット感 その心は「しっかり握り替えていいボールを」
阪神佐藤輝明内野手(25)が6日、大阪市内で行われた「ミズノ ブランドアンバサダーミーティング」に参加。グラブの仕様変更をメーカー側と確認した。バットは型は変えず、カラーリングの変更を検討している。 【写真】グラブを持つ阪神佐藤輝 最大の変化は、やはりグラブだった。これまでは一般的な三塁用より大きかったが、指先を1センチほど短くして通常サイズにした。さらに、指をそれぞれの5つの穴に入れる「5本指」型にする。これまでは球界で流行中の小指と薬指を同じ穴に通すタイプだった。「扱いやすいです。サイズを下げて、しっかり操れるようにという狙い。いい守備をできるようにいろいろ伝えさせてもらいました。握り替えもしやすいし、しっかりフィットする感じもある」と好感触を明かした。 この2つの変更により、操作性が上がるメリットがまずある。さらに捕球面が浅く広くなるため、握り替えがスムーズになる。送球の向上につなげたい考えだ。今季は両リーグ最多23失策だったが、うち13が送球ミスだった。この課題にはシーズン中に気付いて、取り組みを始めていた。 目指すは、失策1桁への大幅改善。「しっかり握り替えができれば、その分、いいボールも投げられると思う。エラーも少なくしたいです。いいプレーできるように頑張ります」。秋季キャンプでは連日、守備練習に明け暮れた。今年味わった屈辱は、新しい相棒とともに払拭していくつもりだ。【柏原誠】