春高バレー 和歌山代表 開智(男子)フルセット制し初戦突破
「ジャパネット杯 春の高校バレー」として実施する第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(産経新聞社など主催)が5日、東京都渋谷区の東京体育館で開幕し、男女の各1回戦が行われた。和歌山県代表で男子の開智は小松大谷(石川)に競り勝ち、初戦を突破した。6日の2回戦は男子・開智が埼玉栄(埼玉)と、初戦を迎える女子の開智も明徳義塾(高知)とそれぞれ対戦する。 【トーナメント表】第77回春高バレーの男女別組み合わせ 30年連続30回目の出場となった開智は、得意のコンビバレーを武器に相手を翻弄。途中サーブミスに苦しむも試合中に修正し、フルセットの末、2回戦に駒を進めた。 第1セットは主将のセッター、北野泰生(3年)が巧みなトスワークで相手のブロックをかわすと、サウスポーの宗助飛空(とわ)と脇本來夢(らいむ)の1年生コンビが躍動。スパイクを次々と決め試合を有利に進める。相手も終盤、時間差や速攻を駆使して食い下がったがジュースの末、セットを奪取した。 第2セットは一転して相手のペース。ジャンプサーブでミスが続いて流れをつかむことができず、セットを落とした。 迎えた第3セットは、サーブで相手の守備を崩す本来のバレーを発揮。堺目啓治(3年)と柳侑太(3年)の速攻やブロックで着実に得点を重ねて相手を突き放した。 開智・福井將人監督「大舞台で浮足立っていた部分もあったがよく耐えた。2回戦は普段通りの力を発揮できるよう準備をしていきたい」