トヨタ株主総会 豊田会長の再任案賛成率71.93% 去年より12ポイント低下 発覚した認証試験での不正問題が原因か
トヨタ自動車は、6月18日の株主総会で承認された豊田章男会長の取締役再任案の賛成率が71.93%だったと明らかにしました。去年より低下していて、発覚した認証試験での不正問題が原因とみられています。 トヨタ自動車が関東財務局に提出した総会決議の報告書によりますと、6月18日に行われた株主総会での豊田会長の取締役再任案の賛成率は、去年の84.57%より12ポイントあまり低い71.93%でした。 再任をめぐっては、アメリカの議決権行使助言会社が、トヨタグループで認証不正が続いた責任があるとして株主に反対を推奨していました。 トヨタ自動車は賛成率の低下について「昨今の認証問題や取締役会の独立性、政策保有株など様々な背景をもとに、トヨタ自動車という法人に対し、主に機関投資家の皆さまが、各運用機関の議決権行使基準に従って、率直なご指摘をいただいているものと受け止めております」とコメントしています。