物流「2024年問題」で注目、"急成長企業"スタメンの商機
スタメンが法人向けに提供するSaaS「TUNAG(ツナグ)」では、業務効率化や従業員定着に資するさまざまなツールをスマートフォン1つで利用できる(写真:スタメンのホームページより)
スタメン(4019)はBtoB(法人向け)のクラウドサービスを開発・提供している。祖業で主力の従業員エンゲージメント事業では、自社開発した交流ツール「TUNAG(ツナグ)」を提供し、顧客企業の生産性向上を支援する。 加えて、社内コミュニケーションの活性化や、会社に対する理解の深化、社員間の称賛文化の醸成も促し、従業員の離職回避をサポートする。顧客は企業のほか自治体にも拡大、導入数は堅調に伸長している。 2020年12月に東証マザーズ(現・グロース)市場に新規上場して以来、大幅な増収増益が続いており、前2023年12月期は売上高19億円(前々期比46.1%増)、営業利益1億7000万円(同29.7%増)とともに過去最高となる見込みだ。(2023年4月に就任した大西社長へのインタビューは コチラ ) 2023年12月期は、大手物流企業や労働組合への導入が進捗したことが業績拡大の牽引役となった。物流業界では「労働時間規制」、労働組合に関しては「賃上げ」などが社会的に話題となる中、スタメンはどのように商機をとらえているのか。
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白坂 典枝